ABCにっき(司法試験受験ブログ)

司法試験合格を目指している受験生のブログです。2019年予備試験合格

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0.質問箱の回答

質問箱に来ていた質問に回答しています。
私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
https://peing.net/ja/abc_examinee


参照:質問箱の利用と記事募集

1.判例百選スピード攻略講座に含まれていない判例の扱い方について

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久々に大好きな判例百選スピード攻略講座についての質問がきました。
(参照:アガルートの判例百選スピード攻略講座の特徴・使い方・オススメできる人

判例百選スピード攻略講座の強みは、参照リンク記載の通り、答案の形で学ぶことで判例の考え方がわかることと、渡辺悠人先生の答案を参考にできることです。
そのため、その目的のため必要十分な判例が厳選されています。
逆にいえば、単に判例知識をインプットするための講座ではないため、目的と必ずしもマッチしない判例は扱われていません。


百選掲載判例で、同講座で扱われていない判例は、答案の形で学ぶメリットがそう大きくないものが多いことになります。
具体的には、判例の結論だけおさえておけばよいもの、具体的な事実が挙げられなくともその意味するところが掴めるもの、試験との関係で相対的に重要度の低いものが多くなっています。
そのため、入門講座や基本書を読んで理解する以上の対策は特にしませんでした。


少し質問からは逸れますが、判例の結論だけおさえておけばよいと思われる判例は、いわゆる短答知識といわれるようなものが多かったように思います。
そのため、短答対策のために肢別本を解く中で、自然と暗記していったものが少なくないように思います。
そういうわけで、足りない判例を補うために何か特別のことをしたということはなかったのだと思います。







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0.司法試験・予備試験で使うペンを選ぶ

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司法試験・予備試験の論文式試験で使った万年筆について質問が来ていました。
せっかくなので、ペン・万年筆を選ぶ視点についてもあわせて書いてみることにしました。


なお、答案構成用の黒色以外のペンやマーカーについての話には触れていません。
いつか答案構成について書くことがあれば、その時に触れてみようかなと思っています。


1.試験で使うペン・万年筆についての大原則

大仰な書き出しになりましたが、なんだかんだ言っても結局は「使い慣れているものを使うのが一番」です。
いつも使っているものでうまく書けているのならば問題はないはずなので、特に大急ぎで買いにいくようなものではありません。
ペン・万年筆を使って書く論文式試験の勉強がはじめてで、ひとまず何か参考となる話を読みたい方や、なんとなく文房具の話を読みたい方を読者として想定しています。
なので間違っても論文式試験本番直前の方が不安になって急遽ペンを書き換えるようなことがあってはならないと考えていますし、直前期に読んで勉強になることも書いていません。

(直前期の方は代わりに持ち物リストを読んでください。参照:司法試験当日の持ち物リスト(メモ)


いつにもまして気楽に読んでくださると幸いです。

2.試験用のペン・万年筆を選ぶ視点

司法試験では計8科目19時間、予備試験では計10科目13時間の論文式試験が課されます。
それぞれの試験科目の試験時間はけっして余裕のあるものではありませんし、一方で試験日程全体で見ればかなり長丁場の試験になります。
そこで、試験用のペンを選ぶ際には、速く書けることと、書いていて疲れないことの2点が重要になります。


速く書けるかどうかは、ペン・万年筆の重さとかかわりがあると言われます。
そのため、軽い素材のペン・万年筆を選ぶことになりますし、たとえばインクをあらかじめ減らしておくなど、一定の工夫をすることも考えられます。


一方、書いていて疲れるかどうかは、ペン軸の太さとかかわりがあると言われます。
ペン軸が太い方が、握る指に余計な力が入りづらく、手が疲れにくいというのです。
また、万年筆はその仕組み上筆圧の強さが関係なく、あまり手に力を入れずに済むので、たくさん書いても疲れづらいということができそうです。


そこで、軽い素材で、軽くなるように工夫した、ペン軸の太いペン・万年筆を選ぶのが良いと考えます。


3.一定の結論(可能な限り軽いペン・軽くてお手頃な万年筆)

私の周りでのペンの結論(?)には、大きく分けて2種類ありました。


1つ目は、可能な限り軽い状態にしたボールペンを利用するものです。
具体的には、市販のクリップ型ボールペンを買ってきて、クリップを破壊するというものです。
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これを

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こう


ペン軸が太い方が疲れづらいとは書いたものの、ペンの太さによる疲れ具合の差はたかが知れているし、どうせ腱鞘炎対策でサロンパス等を使用するため、とにかく速く書けるようにするという発想です。



2つ目は、軽めの万年筆を使用することです。
軸が太いペンは高級品が多く、なかなか日頃からガシガシと使うのには気が引けます。
一方で万年筆は、どれも軸が太めのものが多く、先ほどの条件を満たしやすく、相対的に安いものが多いように思います。


個人的にオススメなのがPILOTのkakunoシリーズです。



1,000円程度で気軽に買える万年筆でありながら、かなり満足な書き味で、かつ軽い素材であるためです。
ペン先は細字がオススメで、カートリッジ(インクの替え芯)はPILOTのものを利用しておけばOKです。




私が使っていたのはLAMYのサファリシリーズです。
元からLAMYのデザインをかなり気に入っており、サファリシリーズは比較的軽い素材のものだったためです。



是非私とお揃いの万年筆を使って司法試験・予備試験の受験をしてみてください。
ペン先のおすすめはF(細字)で、カートリッジはLAMY公式のものがあるほか、ヨーロッパ製メーカーの統一規格のものも使えるはずです。




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0.質問箱の回答

質問箱に来ていた質問に回答しています。
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参照:質問箱の利用と記事募集


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以下の記事を読んでくださったのだと思います。
(参考:合格年の予備試験短答後の論文向けの勉強計画)
論証集と百選を回すとは、どのようなことなのかについて触れてみます。

1.論証集をなぜ回すか・どう回すか

論証集を読む理由は、試験本番で十分な記述をするためです。
そのため、論証集にまとめておくべきことや、記載していることで暗記すべき内容としては、規範や、それを導く理由づけ、個別のテーマに関する理解、単発の知識が挙げられそうです。
私はそれらを趣旨規範ハンドブックに適宜加筆していたため、それをなんども読むことが私にとって「論証集を回す」ことでした。


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(趣旨規範ハンドブックに加筆、マーカー、ぶんせき本の解説の画像の添付を施したもの。なお自分でメモをした箇所以外にはモザイク加工をしています)

このように、結論の部分にピンク色のマーカーを、理由づけの部分に青色のマーカーを引いて、その部分を暗記するようにしていました。
また、必要となる単発の知識についても適宜読んでいました。


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(自作した憲法判例の射程のまとめノート。空欄部分を埋めたページを読んでいました)
個別の論証が必要となるような分野ではない場合には、まとめノートを作りました。
論証集というよりは、特定の書籍のレジュメを読み返すというような形になりました。





余談ですが、論証を暗記するというと、一定の長さの文章を暗記しておく派と、理由づけと結論の部分だけ暗記しておく派がいます。
この差は相対的なもので、あまり区別する実益はないのですが、強いていえば私は後者でした。
元から用意していた文章を丸写しする機会は、時間的な制約や、事案の変化から、あまりなかったためです。
そこで、上記のようにかなり簡素な記述のみなされた論証集を利用しています。


このような簡素な記述のみが書かれた論証集なので、ざっと眺めることにしていました。
おそらく質問者様の質問は、一定の長さのある文章である論証を、書いて覚えていたのか、読んで覚えていたのか、というような質問だと思うのですが、こういうわけで頭から通読するのみでした。
そこそこの網羅性があるように加筆修正をしていましたが、それでも通読するのに1科目5時間程度で終わっていたと思います(集中力によって大きく時間が変動していたため、聞かれるたびに所要時間の回答が変わっているかもしれません)。


気をつけていたことは、特定の論点につき体系を意識することと、キーワードが覚えられているかどうかを確認することです。

論点の内容は、それが問題になることさえ分かればぼんやりと思い出せるのですが、いつ問題になるかがわからなければ、なかなか使いづらいものです。
そこで、体系を意識することで(具体的には目次を適宜参照することで)、その問題となる場面の理解に努めていました。
また、キーワードが指摘できれば理解を端的に示しやすいため、意識的に暗記するようにしていました。
たとえば、「捜索に至らない程度の行為は強制にわたらない限り」というような独特の言い回しは、そのまま書けるように準備をしていました。


なお、以上の通り論証集の利用にはiPadを用いていましたが、その方法については以下の記事を参照してください。
(参照:司法試験・予備試験とiPad活用術

2.判例集をなぜ回すか・どう回すか

判例集を利用する場面については、以前触れています。
(参照:基本書や判例百選は必要?司法試験・予備試験と判例・学説

判例の結論やその理由づけについては予備校テキストや基本書に触れられていることが多いため、判例集を参照する理由があるとすれば、判例の事案の把握や詳細な判断の内容、その解説を読むことがあると思います。
私はとくに事案の把握をしたいと考えていたため、その箇所を読んだ上で判例の判断について自問自答するという、短文事例問題集のような使い方をしていました。
判例の判断内容については、もっぱら判例百選スピード講座で参照していたため、このような限定的な利用になっていたかもしれません。
(参照:アガルートの判例百選スピード講座の特徴・使い方・オススメできる人)

人によっては、同様の方法でなんども周回することを前提に、事案の重要な要素にマーカーを付したり、判例の判断に加筆や加工を施したりしている方もいるようです。



意識すべきことは、上記のような目的のうち、何を求めているのかをはっきりさせておくことです。
いかんせん情報量が多いため、読み始めるとかなり時間を必要とします。
そこで、自分が達成したい目的との関係でひとまず読めばいい箇所に限定して、さっさと読み進めていくことが重要なように感じます。






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参照:質問箱の利用と記事募集

1.個別法の仕組み解釈を得意にしていくには

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司法試験・予備試験の行政法で得点できるかの一つの鍵として、「個別法の仕組み解釈」ができるか否かがありそうです。
が、結局どのような方法で準備をするのが適切かよくわからないまま本番を迎えることになりました。



個人的には、「個別法の仕組み解釈」ができるようになろうとしたというよりは、試験で実際にどのような分析が必要かに着目をして準備をしました。
具体的には、試験で個別法の理解が問われる典型的な場面としては、処分性や原告適格等の訴訟要件、裁量の有無、手続違法の有無、実体違法の有無があります。
たとえば裁量の有無を判断するには、目的規定、根拠法令、処分の性質を示す関連規定を見ればよい、というようなことです。
素材はなんでもよいですが、ひとまず手持ちの事例問題集や、司法試験や予備試験の過去問を用いるので足りると思います(完全独学でも可能だと思います)。


これにくわえて、司法試験や予備試験の事例問題を解くときは、すべての設問について答案構成をしたのちに、まだ使っていない条文で、定義規定や委任規定のように個別法の仕組みとの関わりが薄そうなもの(組織法の理解が問われる問題等、例外もあるのでこう書くのは不適切なのですが)を除いたものがあれば、適宜各設問の構成に振り分けて解いていました。


これは「個別法の仕組み解釈」ができるようになったことにはなっていないため、不十分ですし、そのような自覚もありました。
しかし、この程度の準備で他の受験生に劣らない出来になったので、あまり深追いしないことにしました。
(参考:順位アップ(成績返却、伊藤塾第二回司法試験模試 会場+在宅)



私も「個別法の仕組み解釈」ができるためにはどうしたらよいか悩んで、扱ってみた書籍もありました。
その一つに『重要判例とともに読み解く 個別行政法』がありました。
よく問題となる45件の個別法について、重要判例とともに解説を付した参考書です。
おもしろいなあと思いましたし、個別法の読み方の向上に一定程度寄与しているだろうなとも思いますが、一般的な「個別法の仕組み解釈」の方法が示されたり、それを自分で体得するには至りませんでした。
(また、正直に申し上げればここで扱われている個別法が本番でも出題されるようなラッキーパンチを狙っていましたが、R1予備試験、R2司法試験のどちらでもここ記載の個別法は出題されませんでした。)





このように、「個別法の仕組み解釈」を得意にしていく試みはあまりうまくいかず、ひとまず設問に対応できるような状態を目指したというところで試験がきました。
回答になっているかよくわかりません。


2.えんしゅう本をオススメできるか

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えんしゅう本は周りで使っている人をあまり見ませんでしたが、私は行政法を使っていました。
えんしゅう本は、重要なテーマについて、簡単な(有名判例を簡単にしたような)事例をいくつか選び、その解答筋と解答例が載っているという参考書です。


予備校が出しているような論文の問題集と比べるとそう難しくない問題ですが、重要なテーマについて確認するにはちょうどいい参考書だと思います。
先ほど挙げたようなわりと高度な参考書を読む前に、または読んでいて学習が迷子になってきたときに、基礎的で体系的な理解を確認するのに役立ちました。





とはいえ、体系だって個別のテーマについて問題が並んでいて、役割が被る重問をすでに解いている場合に追加して買うかどうかは悩みどころです。
私は、日頃の論文の学習の題材に旧司の過去問を使っていたため、旧司の過去問が存在しない行政法の学習を補うために採用していました。
今思えば素直に行政法の重問を買っておけばよかったなあというような気がします。
(参考:アガルートアカデミー 重要問題習得講座








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1.判例百選の利用

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私は判例百選は使用していませんでした。


とはいえ、憲法短答の判旨を読むことが必要かどうかはなんともいえません。どうなんだろう。


質問者様にはぜひまず短答過去問を解いてみてもらいたいのですが、短答の肢の多くは、最高裁判例を中心とした重要判例の文言を引っ張ってきたり少し改変したりして、そのように判示していたかどうかを問うものです。
そして、残りは憲法の学説への理解(ないし選択肢を憲法的視点から読めるかどうか)を試すものです。


そのため、その対策としては、重要判例の文言を載せているような基本書や予備校テキストであれば、それを読むだけで足りることになりそうです。
そういう意味では、判旨にくわえてそこそこに充実した解説までついているような判例百選を扱うことは特に必要でないように思います。
しかし、重要判例の重要な判断に関する文言について理解しておけば、楽に解けるような問題も少なくないように思います。
そのような理由から、よりコンパクトな判例集を用いて、判旨をざっと確認できる教材を用意していました。




身の回りにこれを利用している人はあまりいませんでしたが、かなりコンパクトで復習もしやすかったので、もし過去問のみで対策をすることに不安があるようなら、使ってみるのも手かもしれないなあと思います。






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参照:質問箱の利用と記事募集

1.司法試験の過去問をいつから何を用いて扱ったか

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私が司法試験の論文過去問を解き始めたのは、基本的には予備試験合格後に司法試験対策を始めた頃です。
具体的には、辰已法律研究所の過去問答練を1月頭から受講していたため、その頃からです。
参考:辰已法律研究所 講座案内


新司法試験の過去問は、試験が始まった平成18年からで14年分(私が受験した令和2年が15回目)、現在の形式になったのが平成24年からで8年分ありました。
実際に書いておきたいと思った現在の形式の分の8年分は予備校の過去問答練を受講し、添削を受けました。
復習の際にはぶんせき本を参照して、再現答案を見比べるようにしていました。


旧形式の6年分については、辰已法律研究所の過去問冊子(問題文と解答例、出題趣旨、採点実感、参考答案と参考配点表がついた冊子)とぶんせき本を用いて勉強をしました。
具体的には、答案構成をして(大大問となっていた民事系はかなり簡易にでしたが)、それを採点表を元に採点して、出題趣旨等を読む、というようなものです。


つまり、現在の形式となった8年分については1度答案を書き、それとは別に復習も兼ねて14年分すべて答案構成をしたのちぶんせき本を参照しました。


(この値段で全年度揃えようと思うとなかなかハードルが高く感じられますが、司法試験受験後はそこそこの高値で売ることができますし、長い目で見ればそこまで高い出費にはなりません。また、司法試験を受験し終えたお知り合いの方がいれば譲ってもらえるかもしれません。)



なお、おそらく論文過去問について聞かれていると思ったのでそう答えましたが、短答については肢別本でまとめて扱ったため、予備短答対策の段階から司法試験の短答過去問も適宜解いていたと思います。


また、選択科目の知的財産法については少し異なった扱い方をしていました。
(参照:司法試験の知的財産法の勉強法・予備校講座・基本書と演習書について

2.予備試験対策として司法試験の過去問を扱うか

私は、予備論文受験対策には司法試験の過去問をあまり見ませんでした。

司法試験の過去問を扱う理由として、
①司法試験の形式(設問の問われ方や時間配分)に慣れる
②司法試験受験生のレベル感を推し量る
③司法試験委員会が受験生に求める理解や記述を学ぶ
あたりが挙げられると思います。

①については、司法試験と予備試験の試験形式が異なることから、直接の効果は薄いように思います。
(ただ、司法試験の設問形式が予備試験に流用されるようなことがないではないことから、その限りでは意味があるかもしれません。たとえば、憲法では、司法試験で先に三者間形式が廃止され、のちに予備試験でも廃止されました)
②についても、予備試験受験生と司法試験受験生では母集団が異なるため、あまり意味がありません。


そのため、もし扱うとすれば、③の司法試験委員会からの要求水準を推し量る目的で扱うことになると思います。
これ自体はたしかに有意義だと考えるのですが、たいていは予備校教材は出題趣旨等を参考に作成されており、司法試験委員会の要求はそれを通じて学ぶことができますし、司法試験の過去問はかなり難解で、必ずしも最も有用な教材ではないように感じます。
私自身、裁量基準についての理解を深めるために扱った平成28年の行政法の過去問くらいしか予備試験受験前に答案を作成した記憶はありません。



ただ、たとえばロー在学中である等、同時に司法試験対策も睨むような場合には、司法試験の過去問を解くことによるメリットを存分に享受できるため、優先順位は変わるかもしれません。



(2020.10.17追記)
Twitterでお世話になっているともしび先生(@lighta_ampligh)がこの記事に関連した話題で記事を書いています!
リンク:司法試験の過去問をどう扱うか
予備試験対策に司法試験の過去問を利用するかというテーマについて、私とは一部異なる立場で書いており、勉強になります。
ぜひあわせて読んでみてください!







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0.投資信託の積み立て日記

2020年4月分から楽天証券で投資信託の積立を始めたので、受け渡し等がある度に記録をつけていくことにしました。


楽天証券で、楽天・バンガード・ファンド(バランス均等型)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を、毎月12,500円ずつ積み立てています。



今回は、7回目の10月分が受け渡されました。
175,000円投資している状態です。
いくらになっているでしょうか。




1.現在の様子


現在の様子です。


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18,232円のプラスです。
1,750円分のポイントも合わせて考えると、19,982円のプラスです。

元手に対するリターンの割合は10%強であまり変わっていませんが、順調に保有数量を増やせているため、満足です。

この調子で積み立てていこうと思います。




あまり関係ありませんが、以前購入していた米国上場投資信託も順調に評価額が上がってきていました。

スクリーンショット 2020-10-14 23.23.18

こういうのを見ると「もっと重点的に買っておけばよかった」と思ってしまうところです。
また機会を伺っていろいろ買ってみたいところです。


2.楽天証券でNISA口座で投資信託の積立をする

毎度日記をつける度に説明書きを書くのもアレなので、詳しくは5月分の記事にまとめてあります。
どのように買っているのか参考にしたい方はぜひ覗いてみてください。





何か動きがある度に更新をします。
投資信託が吉と出るか凶と出るか、楽しみに(できれば吉を願って)待っていてください。







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0.知的財産法の勉強方法

司法試験の論文式試験では、全受験生共通の7科目の他に、8科目のうちから1科目を選んで解答する選択科目があります。
私は、選択科目として知的財産法を選びました。
私が受験した年では選択人数にして3位と、根強い人気のある選択科目です。


以前から知的財産法の勉強の仕方について質問があったので、私が用いた講座や書籍について書いておきます。

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後述の通り私は予備校で入門講座や過去問の解説講座を取っていたため、自分の勉強計画について触れたのち、有用そうだと思った書籍について書いてみることとします。



なお、なぜ知的財産法を選択したかについて等は機会があれば別途触れることにします。




1.知的財産法の勉強のタイムライン

予備試験に最終合格した2019年の冬学期に大学で知的財産法の授業を取っていましたが、その講義を受けていたのを除くと、だいたい以下のようなスケジュールで勉強をしていました。


◎11月・12月:アガルートの知的財産法総合講義を聴く・論証集を1周する・演習書を1周読む
11月7日に予備試験の最終合格を確認したので、さっそくアガルートで知的財産法の入門講座を取ることにしました。
私が受験した年には、アガルート以外で知的財産法の満足な入門講義を見つけることができなかったので、迷うことなくアガルートの総合講義の受講を決めました。
勉強しやすく、知的財産法を選択することにしたのならまよわず受講をオススメできる入門講座だと感じました。
参考:アガルートアカデミー 知的財産法 総合講義

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(視聴履歴を見返してみると、11月15日に勉強を開始していました。翌年の8月12日の受験まで、大体9ヶ月ほどの準備期間があったことになります)

論証の講義も、同じくアガルートで取りました。
最後まで同講座の論証集に勉強した内容を書き足していったので、かなり重宝しました。
参考:アガルートアカデミー 知的財産法 論証集の「使い方」

過去問を解くまえに、なにかしら問題集を挟みたかったので、演習ノートを購入しました。
難易度も適当で、初見ではちょうど解けない程度の内容だったので、毎回新しい学びがあり、きわめていい書籍だったと思います。



予備試験に合格すると、その直後の冬に様々な法律事務所が開催しているウィンターインターンに参加することができるため、12月は少しバタバタしていました。
それでも1ヶ月強でインプットをあらかた終えることができたため、よく言われるほどは分量の多い科目ではないように感じます。




◎1月・2月:アガルートの過去問解析を全問見る・辰已の選択科目集中答練を受講する
あらかたインプットを終えたため、さっそく問題を解く機会を増やし始めました。


過去問もアガルートの解説講座を利用しました。
ここまでで書いた3講座のセットがややおトクだったので、セットで購入していたのですが、これもよい講座でした。
参考:アガルートアカデミー 知的財産法 過去問解析講座

過去問は、他にあまり何度も繰り返す用の教材が用意できなかったことから、伊藤塾の問題研究やアガルートの重問のように、何度も答案構成をするための教材として用いることにしていました。


答練としては、辰已の選択科目集中答練を利用しました。
他予備校でも、選択科目の答練を用意しているところはあるのですが、レギュラーの答練に付随して2回分だけ、のような講座が多く、満足できる演習を積むことができないように思えました。
その点、選択科目集中答練は計8回あり、レギュラーの論文答練であるスタ論の2回とあわせて10回の演習の機会を積むことができることから、選択科目に自信がつけられるものと思い、受講しました。

このような状況は他の選択科目についても同様のようで、選択科目集中答練は全科目につき用意されているため、受講を検討するのがオススメです。
参考:辰已法律研究所 選択科目集中答練



3月からの模試に向け、順調に練習ができたように思います。


◎3月以降:論証の聞き込み・答練と演習ノートの復習・過去問の周回
2月までの学習であらかた基礎が完成したため、あとは精度を高めるための学習に徹しました。
具体的には、論証の聞き込みと、すでに解いた問題を何度か解くことにしました。


上述の論証集の「使い方」講座は、受講すると音声データがダウンロードできるため、移動中や休憩中などに永遠に聞いていました。
本番も講師の丸野先生の声が呼び起こされ、そのまま答案に書くことができた箇所もありました。


このように、かなり早期にあらかた対策が終わったため、負担感が少ない科目だったように感じます。


◎8月:上記に加え、気になる点の基本書での確認
直前期には、今まであまりわからないままスルーしていた内容について、1日1トピックをめどに基本書で確認することにしていました。
あまりヤマを張る行為は好きではありませんでしたが、不安なトピックが減っていくというのは安心感に繋がり、悪くない対策だったように思います。


この確認の以前から辞書のように使っていた基本書として、小泉先生のものがありました。
他にも様々な基本書がありましたが、身の回りの受験生も愛用しており自分もかなり有用だと感じていたため、オススメです。



2.成績の推移

このように書いてくると順調に勉強ができていたように見えますが、いかんせんスタートが遅いのでキャッチアップは大変でした。

2月:TKC第1回模試
スクリーンショット 2020-10-12 22.39.23
(上から点数、偏差値、順位、ランク、全体人数、平均点)

968位/1,695人
最初は平均点を下回るような有様でした。
お世辞にも順調とはいえない状態です。
なお、全て知財以外の選択科目も含めての順位です。

3月:辰已第1回模試
スクリーンショット 2020-10-12 22.39.41
(上から点数、得点割合、偏差値、順位、全体人数、ランク)

33位/384人
扱っていた教材の復習を終え、他の受験生に遅れを取らないくらいになってきます。


7月:伊藤塾第2回模試
スクリーンショット 2020-10-12 22.39.58
(上から点数、偏差値、順位、ランク、全体人数、平均点)

40位/596人

一度ある程度完成してからは、他科目の対策に力を入れていたのですが、それでもある程度の順位をキープできました。
条文による解決をする問題が多い知的財産法だからこそ、ある程度時間をおいても、実力が大きく落ちることなくキープできました。


このように、最初は学習開始が早くなくとも、ある程度早期にすでに学習を進めていた人にキャッチアップできる科目であるように感じました。

3.予備校講座を取らない場合のオススメの参考書

私は学習段階で予備校講座を取っていたため、予備校講座を取らない場合に利用できそうな参考書についても触れておきます。


◎入門書
そもそも知的財産法を選択するかどうか迷っているときや、学習初期には、初学者が読むことも想定している入門書を読むことがオススメです。
なお、N様のブログで同趣旨のわかりやすい記事があるため、リンクを貼っておきます。
参考:知的財産法の基本書、演習書等と使用法


同記事でも触れられていますが、有斐閣ストゥディアシリーズはかなりオススメです。
通読しやすい薄さでありながら、司法試験で出題のメインとなる法律論にも一部踏み込んでおり、選択科目としたときのイメージがわかりやすいように思います。



また、個人的には茶園先生の本もオススメです。




いずれも改正対応がイマイチですが、全体像を掴むのには十分でしょう。


◎インプット教材・基本書
上述した小泉先生の基本書が個人的にはオススメです。
というより、ある程度改正を追っているもので受験生が利用する書籍としては他にあまり候補がないような気がします。


◎論証集
市販のものとしては、辰已が出している1冊だけで知的財産法くらいでしょうか。


......が、かなり古く、わざわざこちらを購入する理由は特にないように思います。
少し値が張ってもアガルートの論証集の「使い方」を受講することを強くオススメします。
参考:アガルートアカデミー 知的財産法 論証集の「使い方」 


◎演習書
上述の演習ノートのほかだと、論点解析やロジスティクス知的財産法を愛用している方をよく見ます。
いずれも網羅性がありいい書籍なのですが、古いため改正対応が微妙です。


個人的には演習ノートの方がオススメできるように思います。
小泉先生の基本書を利用する場合、著者が共通するため解説も共通する箇所が多く勉強しやすいです。

4.おわりに

このように、ある程度勉強方法が確立されていて(というより候補が少なくて)、そう長くない期間の勉強で実戦レベルにすることができる、いい科目です。
知財を選択してくれる方が増えると嬉しいですし、その方々にこの記事が参考になっていれば幸いです。





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参照:質問箱の利用と記事募集

1.基本刑法ユーザーがなぜ多いか

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基本刑法はかなり根強い人気がある参考書であるように思います。
私も予備口述対策でかなり中心に据えて利用して以降、愛用していました。


魅力はいくつかありますが、まずはその「適度な」網羅性でしょうか。
およそ司法試験・予備試験で問われそうな問題意識(かそれに関連する話題・論点)は網羅されているように思いますし、理解に必要な程度の説明も付されています。
それでいて通読が著しく困難な分量ではないですし、あまりに詳細にすぎると思われるような箇所も目立ちません。
刑法でわからないところがあるときに調べる辞書的な書籍が欲しい、というニーズに、とりあえずは応えてくれるような参考書だと思います。


個人的には、典型事例が載っている点が気に入っていました。
法律の参考書に付されている事例は、往々にして判例になるような限界事例だけが載っていることが多く、ある条文や法律構成が問題となる典型的な場面がどのようなものなのかが見えづらいことがあります。
基本刑法は、典型事例も含めて設問例を載せているところが特徴的で、様々な論点の問題意識がよくわかるようになりました。
(なお、既に購入済みの方にも教えたい小ネタとして、その設問例が無料でダウンロードできることが挙げられます。問題集として便利に使えそうです。参考:日本評論社該当ページ


あとは、ユーザーが多いこと自体がユーザーが多いことの理由になっているようにも思います。
基本刑法が人気の参考書であることから、基本刑法に書いていること以上のことはほとんどの受験生は知らない、として勉強を進めることができます。
そういう意味で、勉強範囲の限界がわかることから、他の受験生に使われている参考書であること自体が人気の理由になっているようにも思います。
(とはいえ、このことは他の有名な参考書にもいえることであるほか、先述の通り網羅性の高い基本刑法の範囲で知識の上限が定まっているということがどれだけの意味を持つのかは、冷静に考えるとあまりよくわかりません)

このことは、以前論文式答案が書けるようになるまでについて触れた下記リンクの記事で触れています。
(参考:司法試験・予備試験の論文式試験の答案が書けるようになるまで(質問箱回答)



これらの利点は他の参考書と比べても秀でていると思いますし、私自身は学習の中心に据えていたわけではなく信憑性は怪しいですが、おそらくは呉先生の教科書と比べてもそうだと言えると思っています。
一方で呉先生の教科書は、予備校本的な良さ(通読することを前提に書かれている、受験生が知りたいと思う情報に特に手の届く構成となっている、等)があり、その点には差がありそうです。



両者は、その性質や役割において重なる面もあれば異なる面もありそうなので、見比べて採用する方を選んだり、勉強のフェーズにあわせて両方を使い分けたりするのでもよさそうに思えます。











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0.質問箱の回答

質問箱に来ていた質問に回答しています。
私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
https://peing.net/ja/abc_examinee


参照:質問箱の利用と記事募集

1.予備合格の1年前にどんな状態だったか

IMG_8112


予備試験最終合格前年の10月の状態と、そこからの大まかな勉強内容については下記リンクの記事の「2.敗因分析」のところを中心に触れています。
(参考:予備試験浪人をするということ


論文受験者の平均点くらいで不合格になったため、ぶんせき本等に載っているC答案かそれより少し劣るような答案を書いていたような状態をイメージするとよさそうです。
進捗状況は言語化が難しいですが、扱った教材としては、1年間論文答練を受けていたのと、演習書を各科目1冊ずつパラパラと見終わっていた状態でした。
こう書くとかなり勉強をしていたように見えそうですが、合格した年の予備試験対策時にそれらの教材を見返して、定着度の低さに愕然とした記憶があります。


自分の中で論文式答案が書けるようになったな、と感じるようになったまでの経過は、下記リンクの記事で触れています。
(参考:司法試験・予備試験の論文式試験の答案が書けるようになるまで(質問箱回答)
逆にいえば、ここで書いているようなことが意識できていなかった状態にあったと言ってもよいかもしれません。



どんなことをしていたか、という質問に答え忘れていましたが、予備論文の合格発表が出るまではあまり勉強をしておらず、不合格がわかってからはしばらくふぬけていたのを覚えています。
なので、あまり勉強はしていなかった、というのが返答になるでしょうか。


特に短期合格でもなく、のんびりと受験をしていた方だと思うので、質問者様が望むような合格プランを実現した方の様子も聞いてみてください。







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