ABCにっき

元司法試験受験生、現在LLM準備中の者のブログです。R1予備試験、R2司法試験、弁護士。(一部PRを含みます)

0.楽天証券の口座を開こう

以前、楽天証券の口座を作ると日経テレコンが読めることを呟いた際に、一定の反響がありました。


実際にどのように参照できるのかについて触れたのち、質問に答えてみようと思います。



1.楽天証券の口座を開設すると閲覧できる日経テレコンとは

楽天証券の口座を開設したのち、スマホ用アプリないしパソコン用アプリをダウンロードすると、そこから日経テレコンにアクセスができます。

スクリーンショット 2021-01-24 22.55.18
(パソコン用アプリケーションであるMARKET SPEEDのスクリーンショット)

画面にあるように、日経テレコンでは、日本経済新聞の当日の記事のみならず、一定の期間の過去の記事を参照することができます。
特に追加料金を支払うことなくアクセスすることができるので、紙面で読むことにこだわりがなければ、個人的には新聞を取るより簡単かつ安価に情報にアクセスできるので、助かっています。

2.口座を作るにあたってのデメリットがあるか

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このように、無料で日経の記事にアクセスできるということになると、それに見合うだけの対価やデメリットがあるのでは?と思われそうです。


証券口座を作ることによるデメリットは、私は特に感じていません。
いずれの手続も無料ですし、特段難しい手続を要求されることもありません。
強いて言えば、手続のためにマイナンバーカードや通知書のような個人情報を提供することに心理的抵抗を感じる方がいらっしゃるかもな、くらいでしょうか。


楽天証券固有の証券口座を作ることによるデメリットも、特に思いついていません。
厳密には、後述の通り、株式や投資信託の購入をする証券口座としては、他の会社との比較から良し悪しがありますが、ただ日経テレコンにアクセスしたいだけであれば、なんらデメリットはないように思います。
新聞記事に無料でアクセスしたいだけ、という方なら迷わず口座を開設してよいと思います。
仮にのちに株式投資等を始めたいと思った場合でも、複数の口座の開設は制限されないため、その点についても特に懸念はいらないでしょう。

3.せっかくなら資産運用もする?

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一方で、せっかく証券口座を開設したのであれば、投資を始めてみたいという方もいるでしょう。
私も、概ね同じような動機で証券口座を開設し、100万円ほどのみですが、運用しています。


投資をしたいという目的からも、楽天証券での口座開設は有用です。
その理由としては、投資信託の購入により楽天ポイントが貯まることや、有用なツールがあること、手数料が比較的安価であること、等が挙げられそうです。
一方でデメリットとしては、IPOの実績が弱いことや、単元株以下での売買ができないことが挙げられそうです。


とはいえ、複数の口座の開設が制限されているわけではないので、こちらの点についても複数の口座の開設によりいいとこ取りができるので、特に気にせず楽天証券を利用しての投資を開始してみるとよいように思います。


一般的に楽天証券と比較されるネット証券としては、SBI証券があるため、それぞれのメリットやデメリットを公式HPで比較しながら考えてみるとよいでしょう。



私も楽天証券で口座を開設し、投資信託と、米国ETFを中心に買っています。
投資信託についてはその様子を時々書いているので、眺めてみるとよいかもしれません。
(参照:投資信託積立日記【2021年1月分】)




一緒に楽天証券ライフを楽しめることを願っています〜〜!






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令和2年司法試験、無事合格いたしました。 
成績表が到着し次第、また何か言います。応援ありがとうございました。
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0.質問箱の回答

質問箱に来ていた質問に回答しています。
私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
https://peing.net/ja/abc_examinee


参照:質問箱の利用と記事募集

1.予備試験のリベンジについて

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リアクションが遅れてしまいましたが、予備試験論文式試験の合格発表がありました。
合格された方も、不本意な結果に終わった方も、まずはお疲れ様でした。


おそらくこのツイートを見てのことなのですが、予備試験のリベンジについての質問がいくつか来ていました。
私が論文に1,000位台で不合格になってから、2桁で合格するまでの勉強について、簡単に書いて、回答とすることにします。


(私も明日には司法試験の合格発表があります。明日には私も励まされる側に回っているかもしれませんので、ドキドキしながら書いています)

2.私の受験歴・予備試験浪人をするということ

大げさに書いてはいるものの、予備試験にリベンジしたときのことは、別記事で既に書いています。
基本的にはこちらを参照してもらえれば、私がどのように考えているかは分かると思います。
(参照:予備試験浪人をするということ

私自身の受験歴や学習に関することの要点に触れておくと、
・2018年(学部4年)予備論文に不合格、不合格なら就職予定でローを受験していなかったが、予備試験にリベンジするために留年することを決意
・2019年(学部4年、5回生)予備試験に最終合格
・自分の弱点は判例の規範があいまいである等、きちっと暗記すべきところが甘かった、と分析
・法的三段論法を意識した記述も微妙、答案の型を意識するようにした
のようなことについて触れています。

3.学習面において意識したこと

前述の記事でも書いたこととも重なりますが、予備論文に不合格になった理由について、以下のように分析していました。
予備論文は相対評価の試験。周りの人が書けることが書けないと、その分書き負けてしまう。
自分は、暗記すべき判例の規範や、原理原則、定義の暗記が曖昧で、その点で書き負けてしまっていたようだ。
判例の規範等の議論の出発点があやふやだと、そこから先の記述も単なる作文のようになってしまう(論述の試験だから、文章力のようなもので補えるような気持ちになっていたが、そううまくはいかない)。
このようなことを踏まえて、次回の受験まで、次のようなことを意識して学習をしてみました。
まず、受験生の相場観を掴む。みんなが理解していることは決して書き漏らさないようにする。そのために、受験生の多くが読んでいるような参考書をベースに学習をしてみる。
その上で、全員が暗記しているような規範や定義は暗記する。そうでないものはどのように導出できるかの考え方を身につける。
下振れてしまわないように、いつも同じような記述ができるようにする。具体的には、答案の型を作る。
具体的には、適宜学んだことを書き加えていった論証集を何周もする、ぶんせき本を隅々まで読む、アガルートの渡辺先生の答案の型を徹底的にパクる、あたりの方法になりました。
また、論文答練にも多く参加しました。辰巳のもの全てと、伊藤塾の直前答練に参加しました。
実際にやったこと自体はよくあることなのですが、どのような点が弱点なのか意識したことで、学習の質(?)のようなものが向上した気がしていました。
(参照:論証集をどう選ぶか・一元化教材に何を書き込むか(仮))
(参照:予備試験最終合格の一年前の状態(質問箱回答))
(参照:アガルートの判例百選スピード攻略講座の特徴・使い方・オススメできる人)


なお、答案の型については、私が予備試験合格後に、アガルートから答練の型に関する講座が出ており、これもオススメに思えました。
(参考:採点実感から読み解く合格答案の「型」習得講座 )


このような分析は、主として再現答案を元にして行うことになります。
再現答案を、身の回りの合格者の方でも、プロの講師の方でもよいので見てもらうと、自分では気が付けていなかった弱点に目が行くようになると思います。

4.学習が頭打ちになっているのではないか

ちょうど私と同様に、予備試験浪人をすることを考えている方からDMがあり、次のような内容について触れられていました。
一定程度学習歴があり、半年程度勉強をしたところで合格ラインに達するかは不透明
この悩みは、特に一定程度学習が進んでいた方こそ持ちそうなものです。
そして、こればっかりは、なんとも言えないところです。

言えることとしては、とつぜん突破口が見えた人が少なくない人数いることや、短期合格者が存在していることがあるでしょうか。
私自身、合格年の1~3月に急激に見通しがよくなった時期があり、本番の成績にも反映されました。
身の回りにも、予備論文の順位が1,000位以上上がっている人はかなり多くおり、もっとも劇的な例では1,800位から10位台まで伸びている人もいました。
このように、そう長くない期間の学習で、急に伸びるような事例自体は存在するように思います(もちろん、そうでない事例もあるでしょうし、どの程度励みになるかはわかりませんが)

さらに言えば、きわめて短期の学習で合格をしている方もいます。
そのような人は、もちろん本人の卓越した努力等が前提だとは思いますが、優れた指導者の存在や、自分に合う教材との出会いから、論文式答案が書けるようになるまでの課題をうまく解決できたのだろうと想像しています。
学習期間の長さは特に問題ではなく、うまくそのような課題をクリアできるか否かが問題なのだろうと思います。


このように考えたところで、上述のような悩みが払拭されることはないようにも思います。
ただ、私自身は、この悩みと向き合い、自分の弱点を探し、一つ一つ解決する時間を過ごしたことで、合格に近づくことができたように感じます。
頭打ちになっていると感じる方も、多くの場合は特定の解決すべき課題がある状態でしょうし、優れた指導者に出会うことや、参考書に真摯に向き合うことで、それらを氷解させることができるでしょう。
そう絶望的な状態でもないだろうと思っています。


5.おわりに

各々の状況によって程度は異なるでしょうが、不合格がわかった瞬間に感じたほど合格のハードルは高すぎないように思います。
リベンジを決心された方が、次の合格発表のときに報われていることを強く願っています。








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0.主な令和2年度予備試験口述試験対策の模試のまとめ

令和2年度予備試験の論文式試験の合格発表が近づいてきました。
それにあわせて、各種予備校も口述試験模試の概要を発表しているようです。
適宜情報を更新していこうと思います(2021年1月16日現在)。




1.伊藤塾口述模試

受付期間:2021/1/14(木)16時 ~ 1/15(金)昼12時
日程:下記画像の通り
実施形式:Zoom
実施内容:民事・刑事 それぞれにつき、模試(質疑応答):10分 + 講師講評:2~3分
料金:15,800円(口述再現・合格体験記等提出で無料)
参考リンク:2020年司法試験予備試験 口述模試 案内

例年圧倒的に受講生が多いのが、伊藤塾の口述模試です。
無料となる条件が比較的緩いことと、特典として過去の受験者の口述再現がプレゼントされることがその主な理由でしょうか。
日程は未確定ですが、比較的枠が多いことが考えられるため、合う時間を見つけてなんとか受験することをオススメします。
日程が出ていました。枠が大変多い。なんとか受験しましょう。

スクリーンショット 2021-01-14 14.22.26


2.辰巳法律研究所口述模試

日程:1/17〜23(東京)、1/23(大阪)
実施形式:対面のみ
実施内容:受験生が2人1組になり実施、問題形式等は本番と同様
料金:15,000円(受験生全員に辰巳司法試験講座の15,000円オフクーポン)
参考リンク:2020予備口述模試チラシ

伊藤塾と並んで、例年定評がある口述模試とされるものとして、辰巳の口述模試があります。
伊藤塾のものと比べると、本番と同様20分前後の問題が解ける点に特徴があるほか、他の受験生と組になって交互に受験するため、他の受験生の様子がわかる点が面白い点です。
私も受験して、かなり勉強になったことを覚えています。

が、今年は受験枠が辰巳の模試や答練を受講した人限定になっているほか、合格発表の翌日15日の0時からの先着となっているため、受講できる人は限られそうです。
受講を考えている人は注意が必要です。

3.LEC予備試験口述模試

受付期間:(一般予約期間)1月19日(火)14:00~1月21日(木)11:59
日程:1/23(土)・24(日)
実施形式:中野会場(一部Zoom実施)・大阪会場
実施内容:(記載なし)
料金:10,000円(LEC入門講座受講生無料)
参考リンク:予備試験口述模試

同様に、自分が受験生だった際に一定程度周りで受けているのを見たのが、LECの口述模試です。
伊藤塾のものと異なり料金がかかる人が多そうなものの、複数の口述模試を受ける場合には選択肢になりそうです。
現状(2021年1月6日現在)で対面での口述模試の実施をアナウンスしている点も特徴でしょうか。

4.スクール東京口述模試

受付期間:(記載なし、13日時点で申し込みフォームあり)
日程:1/15〜29
実施形式:通学・インターネット電話
実施内容:1回60分で、各科目25分程度の模擬面接と、講評
料金:13,000円
参考リンク:スクール東京 口述模試

昨年までの受験生であまり話題になったことがないように思いますが、スクール東京のものも実施されるようです。
特徴としては、あまりにバリエーションのある日時があります。
特に社会人受験生の方のように、日時に制約がある方にとって優しい日程になっているように思われます。

5.資格スクエア口述模試(2021.01.16追記)

受付期間:1/18日以降(一般申し込み、受講生は申し込み開始済)
日程:(未公表)
実施形式:(未公表)
実施内容:(未公表)
料金:(未公表)
参考リンク:(未公表)


ついに例年口述模試を行っている資格スクエアが口述模試の販売について公表しました。
身の回りでも受講人数がそこそこいたように思うので、伊藤塾+αで練習したい人には向いているかもしれません。



口述模試に関する情報をリリースしているのは以上のようです(2021年1月15日現在)。
また情報が追加され次第追記します。


関連:予備試験口述式試験の対策として行ったこと





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0.投資信託の積み立て日記

2020年4月分から楽天証券で投資信託の積立を始めたので、受け渡し等がある度に記録をつけていくことにしました。


楽天証券で、楽天・バンガード・ファンド(バランス均等型)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を、毎月12,500円ずつ積み立てています。



今回は、10回目の2021年1月分が受け渡されました。
250,000円投資している状態です。
いくらになっているでしょうか。

1.現在の様子


現在の様子です。


スクリーンショット 2021-01-13 21.01.15

積立注文でもらえる楽天ポイントと合わせると、37,582円分のプラスです。
米国株高が続いており、順調に基準価額が上がっています。


スクリーンショット 2021-01-13 21.04.02


eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方は、一番最初に購入したときと比較すると、単価が1.5倍近くなっていることが分かります。
あまりに順調に上がるので、特に検討することなく購入したファンドでもこう上がってくれると助かるなあ、と感じるところです。


2.楽天証券でNISA口座で投資信託の積立をする

毎度日記をつける度に説明書きを書くのもアレなので、詳しくは2020年5月分の記事にまとめてあります。
どのように買っているのか参考にしたい方はぜひ覗いてみてください。





何か動きがある度に更新をします。
投資信託が吉と出るか凶と出るか、楽しみに(できれば吉を願って)待っていてください。







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0.予備試験口述過去問のお手伝い

予備論文の合格発表及び口述試験が近づいてきました。


私が2019年に受験したときには、再現答案を読むだけではあまり本番のイメージが湧かなかったため、とにかく先に合格していた方や周りの受験生に頼みこんで口述の練習をしまくっていたことを思い出しました。
(参照:予備試験口述式試験の対策として行ったこと)
昨今の情勢もあり(?)、なんとなく頼みづらいところもあると思うので、こちら側から募集をすることにしました。
なお、名前や顔を出すことになるので、後述の通り練習をさせていただく方は一旦限定しようと思うのですが、遠慮せずお声かけいただけると幸いです。

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(冗談みたいな(?)質問を真に受けることにしてみました)

1.実施要綱

原則として考えている内容は、以下の通りです。

直接の知り合い/知り合いの知り合い/大学か高校が共通/1年以上前からのTwitterのフォロワーの方を想定。
・基本Zoomで実施。反応等が分かるよう、私は顔出し。練習する方はどちらでもかまいません。
・刑事民事合わせて1時間目安。各科目20分+簡単な講評等を想定。
・無料。
・最速で実施したい日の前日までに以下の内容をTwitterのDMないしLINEで送付。
 ①実施希望日時を3つ以上(e.g. 1月13日20時~24時)
 ②メールアドレス(Zoomのリンク送付、パネルの画像送付及び簡単な成績表の送付のため)
 ③その他備考(既に口述形式で扱った過去問の年度がある、民事だけでよい、等)
・DMないしLINEを受け取ってから原則24時間以内に実施予定日時を打診の上、Zoomのリンクを送付。
 実施予定日時は、実施希望日時のうち実施可能なもっとも早い時間帯を指定(希望があれば記載をお願いします)。
 実施希望日時のうちに都合の合う日時がなかった場合、別途相談。
・実施に必要なパネルのデータがあれば、実施予定日時の10分程度前に送付。
 試験中に使うものなので、印刷等して、練習中に参照できるようにする。
・実施にあたっては、互いにパソコンを用いることを想定(Zoomの画面共有機能等を使いやすくするため)。
 その他用意すべきものは、予備試験法文(民法、民訴、民訴規則、刑法、刑訴、刑訴規則、民事保全法、民事執行法、弁護士職務基本規程が参照できる六法等でも可)と、場合によってはパネル。
・諸般の事情により実施を突如やめることがあります。


堅苦しく書きましたが、あくまでトラブル防止のための原則なので、気軽に相談してください!

2.今年実施の予備校模試

あくまで素人の私が行うものなので、個人的には予備校の模試を優先することを強くオススメします。
(参照:令和2年度予備試験口述式試験模試の情報)
特に、過去の口述過去問が特典となっている伊藤塾の口述模試は、個人的には必須だと感じています。

なお、適宜情報を更新していますが、漏れ等があれば教えていただけると幸いです。

3.その他実施者の情報

・2019年予備試験合格(論文270点代・順位2桁後半/口述120点・210位)
・口述模試最高評価(辰已口述模試)
・2020年司法試験受験
・司法試験模試総合6位(第2回伊藤塾模試)

4.おわりに

初めての試みなので、至らぬ点があるかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。
また、対象の方を限定することとなり心苦しいのですが、実施をしながら気がついたこと等があれば共有しようと思うので、ご容赦ください。
合格者等で、同様の試みをなさる方がいらしたら、是非相互リンク等で広めあいましょう。






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0.年末のご挨拶

2020年も終わります。
今年はコロナ禍で、例年とはまったく異なる大変な一年でした。
個人的には司法試験の受験もあり、そういう意味でも記憶に残る一年になりそうです。

年末なので、ブログの大掃除と今年買った司法試験教材で一番よかったものを選んでみることとしました。

1.ブログの大掃除をしました

大掃除といっても、特に過去記事をいじったりはしていません。
カテゴリがだいぶ使いづらくなっていたので、少し整理してみました。
今までは司法試験と予備試験を別カテゴリにしていたのですが、実務基礎や選択科目、一般教養の話をしない限りだいたい重なるので、区分けする必要が薄かった、のようなことがありました。
読んでいる分には特に変化はないと思うのですが、言われてみればこいつそんな話しかしてないな。と感じそうなので、カテゴリの変化を楽しんでみてください(?)

2.個人的ベストバイ

今年は、夏の司法試験受験に向けてそこそこ教材を買い足したのですが、その中にはいくつもいい教材・講座がありました。
どれか一冊を選ぶのはかなり難しいですが、一冊選ぶとしたら憲法演習ノートでしょうか。




今年の司法試験委員だった宍戸先生が編者となっている本です。
きわめて良質な演習問題が21問あり、いずれにも先生方が作成した解答(一部は司法試験の解答として真似るかはなんとも言えないものも含まれますが)がついています。
そして、各問題には、直近の重要判例を題材とした関連問題がついており、素材判例の判旨や解説を読みながら理解を深めることができます。


とりあえず三段階審査をして目的手段基準をしておけば憲法は守れる!のような風潮に、個人的には疑問を持っています。
現時点ではかなり多くの受験生の答案もそうなっているから問題にならなくとも、予備校講義や各種演習書の充実から、そう遠くない将来には、憲法の答案の要求水準は上がっていくのではないかなあと感じています。
憲法演習ノートは、そのような答案のレベルアップに確実に寄与する一冊だと感じており、ぜひ書店で手にとってほしいなあ、と感じます。
(参照:司法試験・予備試験における三段階審査以外の違憲審査の手法

3.おわりに

今年もなかなか大変な一年でした。
読んでくださりありがとうございました。
来年もたまに更新していこうと思うので、またよろしくお願いいたします。






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0.Rakuten WiFi Pocketが届きました

以前はRakuten Miniという小型で1年間使用料無料のスマホが届いた話を書きました。
(参照:実質1円で通話料1年無料のスマホがもらえた話【楽天UN-LIMIT】
今度は、1円で1年間利用料無料のWiFiルーターが届いたので、簡単に書いておきます。


1.キャンペーン概要

キャンペーンはごくごく簡単で、1円払うと1年間利用料無料のWiFiルーターが届くというものです。
楽天回線内なら無制限で利用でき、楽天回線外でも月5GBまでは高速通信可能です(5GB以降は低速通信になりますが、追加料金はないようです)
また、現時点では対象エリアはかなり限られていますが、5G通信に対応しており、順次エリアが拡大されていくようなので、こちらも楽しみです。
キャンペーン終了後は月2,980円がかかるものの、解約手数料等が無料であるとされており、ひとまず1年間試してみることが可能です。


詳しくは公式ホームページで確認してみてください。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓

↑↑↑↑↑↑↑↑↑

2.実際に届くまで・実物

契約はとても簡単で、ものの数分で申し込みが終わりました。
そして、12月28日に申し込んだところ、30日には実物が都内の自宅に届いたため、ほとんど待つことなく利用を開始できています。


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一般的なWiFiルーター程度のサイズで、特に変わったところはありません。


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通信速度も特に困ることがなく、動画視聴も含め快適に利用ができています(都内平日昼間、接続台数1)。

3.類似特典のスマホ利用料無料とどちらを選ぶか

前述の通り、楽天からは1年間使用料無料のスマホのキャンペーンがあります。



サブ機としての利用をしていたのですが、個人的には利用料無料のスマホの一番の利用方法が、WiFiルーターとすることになっていたため、それならWiFiルーターを持ち歩けば足りるなあ、という気持ちがあります。
とはいえ、サブ機を利用するニーズのある方なら、こちらを選ぶことも考えられるかもしれません。

4.おわりに

今年も楽天関係のキャンペーンが多く打ち出されていました。
楽天商圏に両足を突っ込んでいる感じがあるので、来年もガンガン利用していけたらいいなあと思っています。








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0.宅建を受けました

ひょんなことから、宅建を受験していました。
今年令和2年は新型コロナ対策のために受験地を分散する必要があったようで、受験者が10月試験と12月試験の2回に分けられていました。
私は12月試験に割り当てられたので、昨日(12月27日)に受験をしました。


法律系の資格で、予備試験・司法試験受験生だととっつきやすい資格だなあと感じるので、特に資格取得によるシナジーはないのですが、感想等を書いておきます。
特におすすめでもないので(?)暇つぶしをしているなあと思いながら読んでもらえるとよいです。


1.資格の概要

そもそも宅建は、不動産取引にまつわる資格で、宅建士でなければできない一部の業務があったり、宅建士の設置義務がある場合があったりする、業務独占資格 兼 必置資格です。


4肢からの選択式問題が50問あり、各1点で30~40点が合格ラインです。
そのうち民法を中心とする権利関係の問題が14問、権利制限規定が8問、宅建業法が20問、その他税等に関する問題が8問あります。

2.司法試験受験生が宅建を受験するメリット?

上記の通り、不動産取引に従事するような場合でなければ、司法試験受験生にとり宅建を受験することによるシナジー等は特にないと思います。
そのため、将来のための勉強がしたい!のような同期で勉強するには不向きなように思います。


ただ、民法短答で見覚えのある知識が14問分、都市計画法や建築基準法のように行政法で頻出の法律に関連する権利制限が8問分出るため、かなり勉強にとっかかりやすい資格だと思います。
個人的には、司法試験の勉強をする気分にはなかなかならないけれど、短期的な目標があまり見出せないときに、ちょうどよくあった資格で、ありがたいなあと感じていました。

3.自己採点と勉強内容

自己採点をアガルートとユーキャンの解答速報で行いました。
(参照:【解答速報・合格ライン予想】令和2年度(2020年)宅建試験
権利関係:12/14 権利制限:7/8 宅建業法:15/20 その他:7/8
Σ:41/50
合格ラインの予想が38点or39点のようなので、予想通りであれば合格できていそうです。
ふつうは宅建業法で満点近くを狙う勉強をするようですが、司法試験を受験していたため権利関係で点数を稼ぐことができたのがよかったなあと思います。


使用した教材はいずれも市販のものでした。
基本テキストにあたる速習テキストを民法部分以外1周+まとめ部分のみを1周(15時間程度)一問一答を2周(20時間程度)過去問を10年分(15時間程度)で計50時間程度の学習で運よく合格ラインに乗ることができました。

4.その他検討した講座・勉強素材

予備試験・司法試験の受験生は、民法に関する部分について特に追加の学習が必要だと思わないため、予備校のフルセットの講座を取る必要はないのかなあと感じました。
ただ、宅建業法の部分に関する学習は、はじめて見る業法に関する勉強なので、独学だと指針が見えづらいなあという感想がありました。
そのため、この部分についてだけ気楽に講座が見られるような見放題系の予備校(?)を利用するのはありだなあ、と感じました。
(参考:様々な資格学習が980円でウケホーダイ!【オンスク.JP】


また、あまり傾向等に慣れない面もあったため、市販の模試を利用してもよかったなあ、と感じました。
もし次回があれば模試も利用してみようと思います。......とはいえ、独学で過去問だけでも十分に対策ができるなあ、と感じました。

5.おわりに

このように、楽しく勉強ができたと思います。
8月以降、目標なくだらだらと興味のある本を読む生活を続けていたので、久々に目標が持ててよかったです。
また合格発表まではゆっくり勉強をして、待とうと思います。






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0.質問箱の回答

質問箱に来ていた質問に回答しています。
私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
https://peing.net/ja/abc_examinee


参照:質問箱の利用と記事募集

1.弁護士志望の人が早いうちからできそうなこと

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高校二年生のうちから進路を具体的に考えており、素直に尊敬します。
おそらくは同じく内部進学のある高校出身の方に聞いてみるのがよさそうな気がしますが、法曹のキャリアを考えている人向けくらいの抽象度で考えてみることとします。

2.法曹資格を取ることが自分の目標と近いか、いつ取得することが適切か考える

受験生活を通して、個人的な反省として大きいこととして、ファーストキャリアとして比較的大規模の弁護士事務所に所属することを決心しきらないまま予備試験・司法試験の勉強をしていたことが挙げられます。
具体的には、民間就職をし、営業等も含めた会社の様々なポストを経験しながら予備試験・司法試験の勉強をし、会社の諸機能を理解した上でインハウスローヤーとなることを考えていました。
そうすると、就活向けの対策を考える必要があったことや、必ずしも早期で試験に受かる必要があるわけでなく焦りが小さいということがあり、決して効率がいいとはいえない試験勉強を続けていた時期がありました。


予備試験・司法試験は、頭に入れておくべき知識が多い試験です。
それらの知識をとどめておくための、維持のための勉強に一定程度の時間や労力を費やすことになります。
受験期間が長くなればなるほど時間に比例して実力が上がるとも限らず、その維持のための勉強に終始してしまうような期間すら生まれうるように思います。
知識の維持のための勉強の期間が有益であるとは個人的にはあまり感じられないため、できることなら受験期間を短くし、一気に受かってしまいたい試験だと思います。


このような経験から、アドバイスをするとすれば、勉強を始める前に(または並行して)、一定程度キャリアについての考えを深めることをオススメします。
自分がいかなる願望があって、それを叶えるためには、一定のタイミングで弁護士資格を取得することが合理的だ、という確信を得るためです。
このようにしておくと、今絶対に司法試験に受かりたい、という気持ちの高まりから、だらだらと勉強をする(しているフリをする)期間が短くなり、後悔が少ないように思います。


たとえば、「人を助けたいから弁護士になる」というように言う人がいます。
各々の人生経験から、弁護士になることで、助けたい人を助けることができる、と結論づけたのでしょう。
この一言の裏にたくさんのストーリーがあり、きっとその目標について詳しく問えば、様々な想いのこもった話が聞けるでしょう。


一方で、「人を助ける」ための方法は弁護士資格の取得に限らないはずです。
「人」が誰を指すのか、「助ける」が何を意味するのかは人それぞれ違いそうです。
友人に、大学入学時には「人を助けたいから弁護士になりたい」と言っていた人がいました。
しかし、大学生活の中で、彼にとっての「人」が日本国内の人に限らず世界中の人を指し、「助ける」が平和な世界の実現を指していることが分かったようです。
彼は、「人を助ける」の実現のために、国際機関で働くことを当面の目標とし、同様のキャリアの先輩の背を追って、別のキャリアを選択することにしていました。
このように、自分の願望を一段階明確にしたことで、自分の望む進路が明確になったようでした。


自分の願望について考える方法の一つとして、自分一人でもできるものとしては、月並みですが、様々な書籍を読んでみることがあります。
個人的に面白かった書籍をいくつか挙げておくこととします。





3.とにもかくにも勉強に触れてみる

一方で、先に触れてみたことと矛盾するようにも思いますが、さっそく法律の勉強に触れてみるのもいいように思います。
ちょっと触れてみただけで判断するのが賢いかはなんともいえませんが、どうしても法律の勉強が面白いと思えない中で、司法試験の勉強を継続するのはなかなか苦痛であるように思います。
そこで、早速学習を始めてみたり、予備校の学習相談に足を向けてみるのも良いと思います。


予備試験・司法試験対策にそのまま使えるとはあまり思いませんが、はじめて法律を学ぶのによいシリーズとして、有斐閣ストゥディアシリーズがあります。
いくつか読んでみて、法律を勉強するとはどういうことなのか、イメージを湧かせてみるとよいでしょう。
同シリーズのいずれも自力で通読できる難易度・分量だと思いますが、まずは法学入門のものを読んでみるか、比較的なじみやすいと言われる刑法のものを読んでみるのがよさそうです。
なんとなく興味のある法律がある場合はそちらでもいいかもしれません。



この記事を書くために調べてはじめて気がついたのですが、各種予備校の中には明確に高校生からの学習を意識し、それ用の講座も用意しているものもありました。
(参照:伊藤塾 高校生・大学新1年生向け プラン
そういった講座の説明を受けてみるのも面白いでしょう。
関連して、各種予備校が出している法律家のキャリアの面白さについての記事もあわせて読むと面白そうです。
(参照:アガルートアカデミー 司法試験・予備試験をこれから目指す方へ

4.まとめ

まとめると、予備試験・司法試験の受験や法曹のキャリアを考えてみた人にオススメするのは、
・自分の目標がどのようなもので、その達成のために法曹となるのが良さそうかどうかについて、書籍等を通じて考えてみる
・ためしに法律の学習に関する本を読んでみて、面白いと思うかどうか試してみる
あたりです。
応援しています!








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