ABCにっき

元司法試験受験生、現在LLM準備中の者のブログです。R1予備試験、R2司法試験、弁護士。(一部PRを含みます)

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質問箱に来ていた質問に回答しています。
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参照:質問箱の利用と記事募集


iPad学習についての質問に答えています。
関連した質問、ありがとうございます!
(参照:司法試験・予備試験とiPad活用術


年末で慌ただしくしているため、回答頻度に難ありです。


1.自分でスキャンするのはかなり大変?

IMG_0924


たしかに、iPad学習のハードルに感じられることとして、自力でPDFファイルを用意することがあります。
スキャン作業に時間がかかるように思われるかもしれません。


が、個人的には、そこまで問題にならないように思っています。
伊藤塾のテキストの多くは、1枚ずつに切り離すことが用意で、切り離すことさえできれば、簡単にスキャンが可能です。
たとえば基礎マスターと問題研究をスキャンするとして、1枚切り離すのにせいぜい1秒ほどしかかからないことを考えると、おおよそ5,000頁2,500枚を切り離すこととなっても1時間もかかりません。
スキャンの作業自体はスキャナーに切り離した書類を突っ込んでおけばよいだけのものですし、特に高速スキャナーを用いればものの数分で全スキャン作業が終わると思います。
要は(高速)スキャナーを用意できるかどうかが問題なのですが、大学やローにはどこかに利用できるものがあると思うので、探してみることをオススメします。


しかし、格安で使用できる(高速)スキャナーがない場合は、ご指摘いただいた作業時間というよりは、その費用がネックになってしまうように思います。
かなり勉強が楽になるので、個人的には数万円出してでも環境を用意する価値があると考えていますが、あらためて以下の記事等を参照して、そのメリットを考えてみるとよいと思います。
(参照:司法試験・予備試験とiPad活用術
主たるメリットの持ち運びの簡便さと編集の容易さは、いずれも工夫次第でアナログにでも実現可能なものなので、予算を再度考えて、どちらがよいか検討することをオススメします。


iPadを利用しての充実した学習ができることを願っています!










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年末で慌ただしくしているため、回答頻度に難ありです。


1.iPad学習に必要な容量

IMG_0923

以前の関連した記事の抜粋を前提として貼っておくと、

私が使っているiPadは第5世代のWi-fiモデルで、128GBのものです。
結構に古いモデルですが、必要となるアプリにはいずれも対応していたため、特に不便は感じませんでした。
論証集や判例百選、ぶんせき本等学習におよそ必要な資料を入れていましたが、ストレージの使用量は60GB弱で、容量は128GBで十分だったと思います。
また、画面も特に小ささは感じず、大きさにも不満はありませんでした。

ということなので、勉強にあたり64GBのものがあれば十分なのではないかなあ、というのが私見です。
が、32GBとなると使用する教材が多少制限されるのかもしれません。
具体的には、動画・音声コンテンツを多数ダウンロードする場合には気をつける必要があるのかもしれません。
以下の通り、基本的な教材を入れるだけなら足りるとは思うので、使用用途と相談をしてみてください。


あくまで参考にしかなりませんが、私がスキャン等した教材の主なサイズを載せておくと、
趣旨規範ハンドブック全冊→約500MB
趣旨規範ハンドブック加工後→約3GB
判例百選七法→約1GB
旧司法試験論文過去問解析講座 →約200MB
予備試験ぶんせき本全冊→約500MB
辰已肢別本アプリ→約30MB

このように、白黒でスキャンしたPDFファイルを中心に用いる分には特に問題がないと思います。


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0.投資信託の積み立て日記

4月分から楽天証券で投資信託の積立を始めたので、受け渡し等がある度に記録をつけていくことにしました。
2020年4月分がかなり好調だったので、この調子で額を伸ばしていきたいところですが、どうなるでしょうか。


楽天証券で、楽天・バンガード・ファンド(バランス均等型)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を、毎月12,500円ずつ積み立てています。
2021年1月からはそれぞれ25,000円ずつ積み立てることにしました。


今回は、9回目の12月分が受け渡されました。
225,000円投資している状態です。
いくらになっているでしょうか。




1.現在の様子


現在の様子です。

スクリーンショット 2020-12-20 0.49.27

楽天ポイントも合わせると30,516円のプラスです。
引き続き順調に伸びているので、毎月見るのが楽しみです。



ある程度貯金に余裕ができてきたため、毎月の投資額を来月から50,000円に引き上げることにしました。
50,000円にしたのは、楽天カードでの支払いが可能な上限額だからです。
なお、積立NISA口座ではなく、NISA口座を利用しているため、月33,333円以上の投資をしています。



この調子で積み立てていこうと思います。








2.楽天証券でNISA口座で投資信託の積立をする

毎度日記をつける度に説明書きを書くのもアレなので、詳しくは5月分の記事にまとめてあります。
どのように買っているのか参考にしたい方はぜひ覗いてみてください。





何か動きがある度に更新をします。
投資信託が吉と出るか凶と出るか、楽しみに(できれば吉を願って)待っていてください。







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1.マイナー論点が増え、難しくなる過渡期?

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いずれも同意しません(というより、いずれもあまり興味がありません)。


どの年の問題も、今まで正面から考えたことがない問題意識が根本にあるように思います。
それを論文式試験の解答として書いたときに、偶然もとより用意していた論点と重なる部分が大きいように感じるか否かに、特段の意味があるようには思いません。


また、問題が簡単だと思った年がそもそもなく、完全解と言いうる答案を書けた年もほとんど存在しません。
なので、問題の難易度の変動を感じたことがあまりありません(そこまでの評価眼がありません)。
そして、採点自体が相対評価によるものなので、問題の難易度が高いことにより合格の難易度が大きく変わることもないような気がします。


とはいえ、過去問の集積もあり出題済みの範囲が増えてきたことで、今まであまり出題されていない分野が出題されるようになってきたという傾向はあるのかもしれません。
また、受験生の対策のレベル(受験生のレベル?は知りません)が上がってきており、それに合わせて問題の難易度が上がっているということもありえるのかもしれません。
たとえば、平成20年代前半には総会決議取消訴訟とあわせて仮処分を検討する答案はあまりない(ぶんせき本等参照)一方、今ではあたり前の受験テクニックになっている、というようなことです。









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1.条文の見出しと現場での対応

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ただでさえ少なくない暗記事項がある中で、わざわざ条文の見出しを暗記しにかかることが合理的なことは、まずないと思います。
そもそも、論文式試験本番は司法試験六法・予備試験用六法が配布されるため、そこを見ればわかることは基本的には暗記する必要がないはずです。
(参照:司法試験・予備試験六法の入手と利用

条文番号だけでなく、とありますが、条文番号も、現場で引きづらいものを除いては、わざわざ時間をかけて暗記する必要はないように思います。
重要な条文は学習をしている間にだいたいの場所を覚えるのがふつうで、そうでなかったとしても法律の基本的な構造を理解していれば現場で探し出すことができるためです。
(なお、現場で引きづらいものとしては、たとえば事業の一部の譲渡の会社法467条1項2号、詐害的分割の際の請求の会社法759条4項、重過失致死傷の刑法210条後段のような、意識しておかないと検討ごと落としてしまいそうなところを想定しています)


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とはいいつつ、試験本番でも条文の見出しを見ることはありました。
具体的には、会社法の組織再編の手続に関する条文を探すときはよく条文の見出しを見ていました。
それぞれの条文が長く、複雑なので、条文を読んでいくよりも見出しを見ていく方が探すのが簡単だったためです。
そのほかにも、その場ではじめて論文式試験で書くことになったような制度については、見出しを見ながら、その概要を確認するようにしていました。









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1.判例百選スピード攻略講座の受け方

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とても嬉しいです、ぜひお役立てください!
紹介記事はこちらです。
(参照:アガルートの判例百選スピード攻略講座の特徴・使い方・オススメできる人

判例百選スピード攻略講座の圧倒的に強いところは、上の記事でも触れていますが、判例知識を、最強講師の答案で学べることにあります。
答案で判例知識をどのように利用するかについて、深い理解が得られるのです。
そのため、学習にあたっては、答案でどのように表現をするか、という点をしつこく追求してみてください。
適宜手持ちの論証集にも有用な表現を書き加える等、貪欲に点数に繋がる答案作りを目指していきましょう。


2.タブレット端末の容量等

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iPad学習についての質問はいつでも歓迎です!


以前も触れているため、参照してみてください。
(参照:質問回答(旧司の利用・勉強場所・iPadの利用)

10.2インチくらいのサイズの128GBのものを使っていますが、あまり不便に思ったことはありません。
最新のものではなく型落ちのものでも十分便利なので、オススメです。
ぜひお使いください〜〜!



3.

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基本書の記事を読んでくださり、ありがとうございます!
(参照:基本7法で辞書的に使っていた基本書(質問箱回答)


身の回りで基本行政法を使っている方があまりおらず(というより知らず)、ぼんやり見てきたのですが、たしかに良いな、と思いました。
初学者の通読用にも使いうるし、いい参考書だと思います。








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1.第2クールから答練を受講する

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予備校の論文答練は、受験年の前年の10月から12月までの第1クールと、受験年の1月から3月(2月から4月)の第2クールからなるものが多い気がします。
公式には、第1クールと第2クールの内容の連続性については触れられていないため、途中からの受講になってもまったく問題がないと思います。


予備試験であれば、第2クールの終了時期が短答の対策に集中したい時期になることが気になりえますし、予備スタ論は第1クールと第2クールの形式が微妙に異なります。
(参照:論文答練は取るべき?比較・おすすめ(司法試験・予備試験)
注意が必要であるとすればそのあたりですが、自分が同じ立場であれば特に悩むことなく第2クールから受講をする気がしています。


2.予備校答練の過去問を扱う

IMG_0707

収集能力がすごい!


予備校答練と演習書の性格の違いに注意が必要です。
(参照:論文答練は取るべき?比較・おすすめ(司法試験・予備試験)
詳しくは上記リンク先を参照してもらうとして、予備試験段階で気になっていたのは、演習書だと予備試験スケールないしそれより少しコンパクトな題材があまりなかったことです。
そのため、予備試験形式の問題演習のために予備校答練の過去問は有用であったように思いました。


とはいえ、予備校答練の過去問は、分野等の網羅性がまったく保証されていません。
そのため、分野や論点の網羅性が確保された他の参考書を合わせて使うことが必要です。
具体的には、日頃の演習素材の利用を継続することや、それこそ演習書を併用することが求められると思います。



ところで、おそらくこのツイートへの応答だと思うのですが、私自身であれば、答練の過去問もやるし、演習書もやると思います。
確実に消化できることを最優先に考えつつも、貪欲に演習量を積めるようにできることを願っています。







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1.ナンバリングについて

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論文答案の書き方については、その重要性が注目されるものの、各論的な話は意外と触れられないことが多いイメージがあります。
ナンバリングや答案構成は、その最たる例な気がします。


ナンバリングのコツは、あらかじめナンバリングの自分ルールを決めておくことと、慣れるまでは丁寧に答案構成をすること、のちに加筆することをそこまで気にしないことにあると思います。


ナンバリングの自分ルールを決めておくとは、誰もに共通しそうな基本的なこと(第1→1→⑴→ア→(ア)→...の順にナンバリングを振るといったようなこと)のほかに、自分が答案を書くときに気をつける流れを用意しておくことを指します。
(なお、誰もに共通しそうな基本的なことは、法を学ぶ人のための文章作法 第2版でかなりわかりやすく触れられているため、一読することをオススメします)

私が気をつけていたのは、同階層のナンバリングが振られている内容が並列になっていることと、1つの階層で1つの内容を解決することです。
具体的には、次のような構造を意識することです。
1 ●条に当たるか
⑴要件Aを満たす
⑵要件Bを満たすか
ア要件Bの意義
イ本件でのあてはめ
ウ結論
⑶要件Cを満たす
このように、⑴〜⑶のナンバリングは、いずれも特定の条文の要件について振られています。
そのため、要件を充足するかどうかを問題にしたいときは、⑴〜のナンバリングを振ればよいとわかります。
また、要件の解釈を細かに行いたいときは、もう1つ下の階層として、ア〜ウの階層を用いています。
こうすれば、ナンバリングが狂っているようなことにはならず、各ナンバリングで並列になっており、かつ1つのナンバリングで1テーマを解決できています。


丁寧に答案構成をすると、あとから書きたいことが思い浮ぶことがやや減り、あとから思いついたことでも答案の全体の中での位置がわかりやすくなります。
すると、焦ってナンバリングが崩れてしまうようなことも減るのかなあと思っています。
(参考:答案構成をどれくらい書く?(予備試験本番の答案構成)


そして、そもそもナンバリングが崩れることを決定的におそれる必要はないのかなあと思っています。
優れた答案のナンバリングが綺麗に見えるのは、ナンバリングがうまいのではなく、答案の構成がうまいのです。
そのため、説得力のある答案を書いた上で、その答案に上述のような適切なナンバリングをすればよいだけなのです。
そこで、ナンバリングが崩れることをおそれるのではなく、優れた答案がどのように議論を進めているのかに注目しながら学習をするのが良いのではないかと感じます。







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1.判例学習と判例の射程の意識

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「判例学習」と一言に言っても、その内実は人によってバラバラだったりして、難しいですよね。


私がインプット教材とは別に教材を用意して判例学習をしていたのは、短答の知識の確認と、論文で判例理解を反映させた記述ができるようになる、という2つの目的のためでした。
そのため、前者との関係では、百選掲載判例のおおまかな事案と判旨のうち結論部分を確認することになりましたし、後者との関係では、判例の理由づけと当てはめを確認するようにしていました。
(後者の目的のために、いつもオススメしている判例百選スピード攻略講座が有用なのは言うまでもありません。紹介記事も参照してみてください)
(参照:アガルートの判例百選スピード攻略講座の特徴・使い方・オススメできる人)



判例の射程が問題となるときとは、事案の変動によって、判例の理由づけが妥当しなくならないとも思えるときだと思います。
そのため、基本的には事案と判旨を確認しておけば、判例の射程について意識した学習ができていることになるはずです。
......が、現実にはそう簡単にはいかないのが現実です。


個人的に、判例の射程が意識できているかが合格ラインに乗るか否かとの関係で問題となる科目として、憲法と民事訴訟法があると考えていました。
両者とも、条文解釈をすればある程度機械的に結論が出るとは言い難い科目だと感じたからです。
そこで、この2科目については副読本を用意するようにしていました。


憲法については、憲法判例の射程という、きわめて優れた参考書があります。
様々なテーマについて、リーディングケースとなる判例の解説や、複数の関連判例についての比較を通じて、判例の射程についての理解が進む、というものです。
私はこの本を愛読していて、本番もこの参考書を自分なりにまとめたものをまとめノートとして持参していました。
(参考:憲法の論証集は使えないのか(質問箱回答))




民事訴訟法については、令和2年から司法試験の考査委員に入っていらっしゃった勅使河原先生の副読本を利用していました。
こちらも、主要な論点についての考え方を整理でき、いい参考書だったと思います。









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1.iPad学習を続けて目が疲れないのか?

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たしかに、長時間画面を見つめる勉強をすることになると聞くと、目の疲れが気になりそうです。
私も目薬を常備して、目が乾かないようにはしていました。


が、実際に気になることはあまりありませんでした。
主な理由は、実際に連続して画面を見つめることにはならなかったことにあると思います。
私は、ページ上の記事のリンクにある通り、日頃参照することの多い、論証集や旧司、判例百選等をiPadで参照するようにしていました。
そのため、たとえば答練や演習書は紙で扱っていました。
日頃の学習の大部分はiPadの画面では行わなかったのです。


身の回りでiPad学習をしている人で、気になる方の中にはブルーライトカットメガネを購入している人もいました。
自分の使い方と相談だと思います。



2.iPad学習に必要な機器や方法について

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具体的に必要な機器や方法については下記リンクで触れています。
ぜひ参照してみてください!
(参照:司法試験・予備試験とiPad活用術


本や資料を取り込む方法としては、
①本を自力でスキャンする
②電子書籍版を購入する
という方法があり、私は①を行いました。
リンク先でも①について紹介しています。


②の方法もありうるとは思いますが、電子書籍版だと加工が自由でないことも多く、個人的には加工の自由度の高い①の方法がオススメです。






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