ABCにっき

元司法試験受験生、現在LLM準備中の者のブログです。R1予備試験、R2司法試験、弁護士。(一部PRを含みます)

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質問箱に来ていた質問に回答しています。
私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
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参照:質問箱の利用と記事募集

1.時間内に予備論文の答案を書き上げる

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予備試験の論文は時間制約もタイトで、時間内に書き上げるのはなかなか難しいですよね。
予備論文の答案作成を念頭に置きながら、司法試験に至るまで意識していたことを書きました。


論文答案を書き上げるまでには、大きく分けて①事案の分析②答案構成③答案の作成の3段階があります。
そこで、それぞれの段階に応じて対策が考えられるように思います。



事案の分析については、まずは問題文の事情をテンポよく読み進めていくことが大事になります。
登場人物や時系列、固有名詞の把握や、問題文で起こったことの整理の方法を考えておくのがおすすめです。
その上で、どの事情が設問の解決に重要なのが、事案の分析の段階で、欲を言えば最初に問題文を読んだ時点で分かるとよさそうです。
設問で問題となると考えられる条文の要件の事実認定について学んでいくと、最初に問題文を読んだ時点で多少重要な事実の選別が可能となるので、主要論点については小規範についておさえる勉強をするのがいいかもしれません。
参考:予備試験の刑事実務基礎科目の対策・解き方

このようにすると、何度も同じ文を読み直したり、誤読したりすることが減り、時間短縮に繋がるように思います。

IMG_7423
(令和2年司法試験刑事系第1問の問題文に私が実際にしていた書き込みです。カギカッコで括られた固有名詞と登場人物を四角で囲ったり、重要そうな事実に赤線を引いています。人によってはマーカーで色分けをしていたり、逆に予断を生じさせないようにまっさらのまま検討していたりしているようです。自分のスタイルを見つけたいところです)



答案構成については、いずれゆっくり書こうと思っていたところなので簡単にしますが、どの程度の用意があれば自分が答案を書けるのかを把握するのが大事だと思います。
論点の意識だけするのがいいか、事実の評価まで細かく決めておくのがいいか、といったところです。
これは、主要論点か現場思考的論点かによっても変わるところでしょうし、自分の中で処理手順を決めておくのがいいと思います。
そうすると、後述の答案の作成がスムーズに進み、時間が節約できるように思います。


答案の作成については、前述の答案構成とも関連しますが、自分が構想段階で練り上げた解答の案をすばやく紙面に表現することが大事でしょう。
基本的には答案の大まかな方針は答案構成の段階で決めているはずですから、本来はノンストップで答案を書き続けられるはずです。
それが実現できないのは、答案構成段階で考えていなかった問題に気がつくか、決まり文句が存在すると言われるような場面でその決まり文句がスムーズに書けないような場合だと思います。
前者については、答案構成を簡素に行い答案を書く段で少し迷いながら答案を作成するか、答案構成をかなり丁寧に行い、答案構成段階で考えていなかった問題を極力減らしておくか、どちらの態度で問題を解くのか決めておくと良いでしょう。
後者については、日頃の論証の学習の成果がもろに出るところなので、張り切ってインプットをしましょう(逆にいえば、日頃の論証の学習は、ここで決まり文句的な文言を書いたり、問題の大枠となる規範を丁寧に暗記するためのものであることを意識すべきです)。





この3段階のどこに主たる課題があるのかを適宜検討して、解決していくと良いでしょう。
答案を書くときに、自分がどこにどれだけの時間をかけているのかを計測してみましょう。
Twitter等で「タイムラプス 予備試験」などと検索をすると勉強の様子を撮影している方がいらっしゃり、参考になると思うので、同様の方法で自分の答案を書く様子を見るのがよいでしょうか。
(なお、結局のところどの段階にどれだけの時間をかけるのが正解かは人によっても科目によっても異なると思います。私は予備論文ではおおよそ20分ほどで事案の分析と答案構成を終え、15分で1ページのペースで答案を書いていました)


話は前後しますが、そもそも以上の3段階の時間の短縮する方法として、(1)時間内にできることを徐々に増やしていく(2)理想の答案を時間無制限で作成しそれにかかる時間を徐々に減らしていくという2つのアプローチがあると思います。
どちらの方法も良いと思いますが、個人的には前者の方が効果的だと思います。
司法試験・予備試験の合格には「理想の答案」が求められているわけではないことから、後者の方法は迂遠であるし、限られた準備期間の中で後者の方法が完成するかは不明瞭なためです。








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参照:質問箱の利用と記事募集

1.法科大学院に入学せず留年することをオススメするか

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私に質問をしてくださったのは、以前予備試験浪人について記事を書いたからだと思います。


たしかに、2023年の司法試験から、法科大学院在籍中でも司法試験を受験するようになるようですね。
ザッと見ただけなので、絶対にご自身で確認してもらいたいのですが、2020年受験2021年既修入学の場合は2023年修了後に、2021年受験2022年既修入学の場合は一定の単位取得を条件に2023年既修3年在籍中に、それぞれ司法試験が受験できるようになるように読めます。


そこで、既修コースの入学を考えている方は、司法試験受験資格との関連では、入学年度は来年でも再来年でもよいように思えます。
以降このことを前提に筆を進めてみますが、以上の点は判断の重要な前提となるため、必ずご自身で確認するようにしてくださると幸いです。



質問者様が書いている、ローに進学せずに1年留年することによるメリットとして、何が挙げられるでしょうか。
候補としては、
  • 予備試験の対策に専念でき、予備合格による恩恵が得られる
  • 今年不合格だった希望するローへの進学が可能になりうる
  • ローの授業等に追われることなく司法試験の勉強をする時間が得られる
あたりでしょうか。


予備合格による恩恵が大きいこと自体は、私も同意します。
前掲の記事でも書いたとおりです。
そのため、来年の予備試験に相当程度の確率で合格できるという自信(というより覚悟)がある場合には、留年と進学を天秤にかけることができるように思います。
とはいえ、前掲の記事でも書いたとおり、既に進学できるローがある場合には、かなり慎重に検討するのがよいように思います。


しかし、質問者様は「留年することでお金がかかる」としています。
学部で留年するのと2年間ローに通うのでは、学費免除等がない限り、留年する方が安上がりなことが多いはずです。
そのため、メリットとして挙げたうちの後者2つを想定して質問をしてくださっているように思います。


2つ目のメリットについては、たしかに大きいものと思います。
私はロー進学をあまり本格的には検討していないので、ローごとにいかなる特徴があるかにつき詳しくありませんが、特定のロー固有の便益に魅力を感じることはありうるように思います。
1年勉強期間を設けたとて、大きくマイナスになることもなく、ありうる選択だと思います。
3つ目のメリットの項で触れるデメリットはこちらでもデメリットになりますが、特定のローに進学することを希望する場合には、最悪在学中の司法試験受験を目指さないこともありえる(?)ことも考えるようにも思え、そこまで問題にならないかもしれません。


3つ目のメリットについては、私はすこし懐疑的です。


まず、なんら時間の制約がないときに、「バッチリ一年間勉強する」のには異様な克己心が必要なためです。
いくらでも手の抜きようがあるし、目標である司法試験が2年後という先のことを見据えて勉強に専念できる人がどれだけいるのかは疑問です。
そのため、勉強のメリハリのつきやすいローでの生活に身を置く方がかえって勉強がしやすい人も少なくないのではないかと思っています。


また、2022年入学2023年試験を選ぶ場合、司法試験の直前に司法試験の勉強の時間をどれだけ確保できるか不明です。
既修3年(ロー2年目)で司法試験を受けるために必要な条件がどの程度のものか不明なローもあり、2022年にどれだけ司法試験の対策ができるか不透明なためです。
また、2023年試験の場合は、2023年にローの授業を受けることになり、試験直前に司法試験の対策に専念できないことになります。
試験の日に暗記しておきたいことが多数ある試験なので、直前期に勉強に専念できない可能性があることは、私にはリスクに思えます。


要するに、2021年入学の場合には2022年に、2022年入学の場合は2021年に、それぞれ勉強に専念する時間を設けることになるのだと思います。
すると、1年留年して勉強に専念する期間を設ける、という選択肢は、一見勉強時間を大幅に増やす選択に見えますが、実際にはそこまでは増えないにもかかわらず、司法試験直前に負荷がかかる選択ともいえそうです。


そのような評価をしているため、3つ目のメリットについては、あまり魅力的に思えませんでした。



そこで、私の意見をまとめると、
  • 来年最終合格目標で予備試験浪人をするのならアリ。
  • ロー浪人もアリ。
  • 純粋に勉強期間を伸ばすためなら微妙。他2つのメリットが得られうることと、司法試験の在学中受験によるデメリットを天秤にかけてみるべき。
というあたりでしょうか。


とはいえ、1年間インテンシブに集中して勉強することにより大きく実力を伸ばすことも可能で、ありうる決断だと思います。
重大な決断でしょうし、またどちらかに決意したら連絡をくださると幸いです。





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1.司法試験・予備試験と答案作成

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私は司法試験・予備試験の両方の対策において、答案を書くことを重視していた方だと思います。
予備試験に最終合格した年に向けては、辰已の答練を3クールと伊藤塾の答練を1クールの計150通弱、自分で書いた過去問50通程度、模試の20通のあわせて200通強を書きました。
今年の司法試験に向けては、辰已の答練を3クールと伊藤塾の答練を2クールの計100通程度、過去問50通強、模試の20通強のあわせて200通弱を書きました。


答案を書くことを重視していた理由の中心的なものは、答案を書くことが自分の考えをアウトプットする力を伸ばす手段としてもっともわかりやすかったことがあります。
答案で書こうとしたときに、論証の内容が理解できていないことが分かったり、あてはめが難しいことが分かったりするため、毎回答案を書く中で必ず発見がありました。
それはある程度勉強が進んだと思っていた勉強終盤でおいてもそうだったので、ある程度有効な方法なのだろうなあと思っています。
その手段として予備校の答練を取ったことについてもある程度はいい選択だったかなあと思います。
参考:論文答練は取るべき?比較・おすすめ(司法試験・予備試験)
逆に、演習書等も利用しましたが、演習書を素材に答案を書くことはしませんでした。





「もっともわかりやすかった」としたのは、必ずしもそれが最善の手段とは思っていないからです。
1通書いて、その復習もすればかなり長い時間がかかります。
また、実際に答案を書かなくとも、答案を書く上でどのような点が問題となりうるのか想定することができます。
そのため、ある程度答案を書いて、ある問題について自分がどのような答案を書きそうかイメージできるようになってくれば、いつも答案を書かなくてもよくなるかもしれません。



とはいえ、個人的にはまずは答案を書きまくってみると何を勉強すればよいか見えやすくなってくる気もします。
何がわからないかぼんやりとでも分かってくるまでは、ためしに誰かに見てもらいながら答案を書きまっくってみるとよいのでは、と感じます。







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1.論文式試験の答案が書けるようになるまで

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論文式試験への解答を導き出す思考方法を理解していくにつれて、点数が取れるようになっていったと思います。


たとえば民法については、当事者が何を求めているのか確認、それを実現する法律構成を考える、具体的な事実からその構成が妥当か検討、論述で表現、というような解答の流れがあるはずです。
まずはそのような大枠について理解をしたのちに、実際の問題を見たときに、それぞれの事案における具体的事実をどのように使うのがよいか考える練習をするのが良いのだと思います。


それぞれの科目について、解答の大筋を理解する方法は様々で、唯一の方法があるものだとは思いません。
個人的によかったと思うのは、解説書を読んだことと論証集の使い方を読んだことでしょうか。
たとえば憲法については、有名な解説書として合格思考があり、これは憲法の考え方を学ぶ入り口としてかなり有用なものだと感じました。



また、論証集の使い方というアガルートが出している論証集の講座で、各科目の答案の作り方について解説がなされている箇所があります。
論証を覚える際に、それぞれの問題意識が全体の中でどのような位置付けにあるのか理解できるため、解答例の大枠を作りやすくなるように思います。

参考:論証集の「使い方」



また、その他で論文の実力が上がった理由があるとしたら、相対評価を意識したことがあるかもしれません。
司法試験・予備試験の論文式試験は相対評価であり、絶対的に存在する一つの正解筋を導き出すことは合格との関係では特に重要ではありません。
「論文式試験は多数決」とはよくいったもので、受験生の全員が特定の筋を選択したとしたら、それが実際に正解の筋であるかは関係なくなります。
その筋で書いている人の中でその出来が比べられることになるためです。
逆に言えば、正解筋風の何かを書いていたとしても、他の人が正しく書いていることに正しく触れられていなければ、十分な評価を得られない可能性もあります(採点実感を見ると、正解筋風の答案にも厳しい指摘がなされています)。
そこで、ひとまず大多数の受験生が正しく書きうることを正しく書くことに尽力していました。


これを意識するようになってから、予備論文本番や司法試験模試で相対的に上位にいられるようになったように思います。


参考:順位アップ(成績返却、伊藤塾第二回司法試験模試 会場+在宅)





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1.司法試験・予備試験の短答の工夫

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短答はあまり得意でなかったので、もう少し得意な方の意見も伺ってほしいところです。



結論から言うと、やむを得ないときに必要な消去法の利用を除いては、特に工夫はしないようにしていませんでした。
結局のところ全ての選択肢に目を通すことにしていたため、順序はそう重要ではないと考えていたためです。


読む選択肢を減らすということは、判断の材料にした選択肢の判断を一つ間違えていれば、その設問を間違えることを覚悟することを意味します。
一方全ての選択肢を読むことにすれば、個数問題や独立した正誤を考えるような全ての選択肢を読むことを前提にした設問を除けば、必ず解答に矛盾が生じます。
そこで再度選択肢の吟味ができるため、誤りに気がつく可能性が生まれます。
そのため、私は全ての選択肢に目を通すようにしていました。


読みやすい肢や後ろの選択肢を先に読むというのは、おそらくは消去法等により読む選択肢自体を減らす工夫だと思います。
そこで、どうせ全ての選択肢を読むことになるのなら順番を気にする必要がないと思い、そのような工夫をしていませんでした。


そのように全ての選択肢を読むことにすると、日頃から1肢どの程度の時間で考えればいいかの目安が掴めます。
たとえば司法試験短答で一番時間がシビアな民法は、設問37問185肢を75分で検討するため、おおよそ1肢20秒強で解く必要があることがわかります。
関連して、本番での時間配分もそのように設問番号に対応して考える発想が生まれると思います。



一つ一つの選択肢の正誤の判定にある程度自信がある場合には、選択肢を考える順番を決めておいて、バシバシ消去法を使っていくのもありではあるでしょう。
しかし、短答が非常に苦手な初学者の方とあったので、これは妥当しないものだと思って書きました。


2.司法試験過去問の解説本

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一番有名な解説本はぶんせき本でしょう。


問題文、出題趣旨、採点実感、正解筋の解説、様々な評定の再現答案と、過去問分析に必要な要素はほぼほぼ揃っています。
やや高く入手しづらいものもありますが、Amazonで見当たらないものはメルカリ等で探してみるのもいいでしょう。


ぶんせき本で足りないとすれば、解説部分でしょうか。
そこに不満を感じるのなら、予備校の解説講義を単年度ごとに購入するのもありだと思います。
個人的にはぶんせき本で事足りたなあと感じますが、もし予備校の講座を購入していたとすればアガルートの解析講座を購入していたと思います。
解説部分の裏取りが丁寧で、出典にあたりやすい解説がなされていたと考えるためです。

参考:司法試験 論文過去問解析講座 (アガルート)









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参照:質問箱の利用と記事募集

1.自習向きの答練について

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前提として、答練の簡単な比較について書いているので、必要に応じて参照してみてください。
参照:論文答練は取るべき?比較・おすすめ(司法試験・予備試験)


個人的には、両答練の間で自習に向いているかどうかに決定的な差はないように思います。
違いをあげるならば、予備答練段階では、私が受験した年までの状況をふまえて申し上げると、
・コンプリ答練は全体の平均点や得点分布、上位のランキング等の統計情報が豊富
・予備スタ論は採点表がきわめて厳密で、論述の力点がわかりやすい
のような点があります。
前者は、会場にいけない中で全体での相場観を知るために、後者は、添削以外ではゼミ等での客観評価を得づらい中で自己添削をするために、それぞれ重要です。
このいずれを重視するかで自習に向いている答練がどちらかを判断することになると思います。


また、チラ見したところ辰已の直前答練は会場受験も用意しているようだったので、その点もふまえて決められると良いと思います(間違っていたらごめんなさい)。


2.憲法の短答対策

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私はいずれも用いませんでした。
憲法短答の人権分野は、論文で必要となる知識とそう範囲が変わらないため、短答に向けての特別な対策は特にしませんでした。
また、憲法短答の統治分野は、条文が第一に大事であるほか、判例の理解も結論のみをおさえておけば足りるものが多く、百選の読み込み等も特に必要を感じませんでした。
基本的には過去問を解くことで対策をしました。


しいていえば副読本としてごく簡単な判例集を読んでいました。
各判例の冒頭にポイントとなる点が質問形式で書いてあり、その部分だけざっと読んで判例の理解をチェックする用途で使っていました。








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1.法科大学院生と短答下4法について

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おそらくロー卒資格の方にお伺いするとより良い回答があると思うので、その点はご留意ください。


たしかに、司法試験の論文では、比較的細かめの知識を問われることが増えてきたように思います。
令和2年商法の株式買取請求権の条文操作や、平成31年民訴の管轄関連の問題がいい例でしょうか。
いずれも当該分野の条文についての理解が必要であることは間違いありません。
一方で、体系的な学習を意識していれば、これらの条文のおおまかな位置や、条文の構造については、本番である程度勝負になる答案を作れるようになるように考えています。
逆にいえば、予備短答突破に耐えうる程度の細かさでそのような知識を詰め込んでおこうと思うと、学習範囲が一気に広がることになってしまうため、おおまかな理解で足りると思います。


私見としては、以上のことを前提に、司法試験対策として下4法の短答の過去問を解く必要はないと考えています。
体系的な理解ができている状態を目指すことを考えると、単発の知識が無数にある短答の過去問という教材は、迂遠である上に体系的な学習と相性が悪いからです。
私なら、その代わりに基本書の通読をしたり、予備校のインプットテキストや講義に再度触れたりすると思います。


一方で、ロー生の方で予備試験を受験している方は少なくないため、予備短答の問題が受験生に求められる知識の上限の目安になりうるとも考えられます。
そのような観点からは、下4法の短答の過去問を解いておけば、他の受験生に知識面で負けないようにするにはどの程度の準備が必要かについての目安がわかるでしょう。


しかし、実際に下4法の短答の過去問を解き始めるとおそらく思うこととして、そのような目安を得るためだけに過去問を解くのは心理的にも時間的にも厳しいということがありそうです。
一定の意味があるとは思うので、解きたいと思う方はためしに少し解いてみて、自分の学習の中での優先順位を再度考えてみるといいと思います。

2.民訴の論文式試験について

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私もかなり苦手な科目なので、特にありません、、、。

というのが本音ですが、苦手な民訴で、合格年の予備論文でD評価で踏みとどまれたのは、基本概念の定義が一定程度正確にインプットできていたこと、原則と例外を意識していたこと、判例の問題意識に注意を払ったことが理由だと思います。
予備試験受験段階では、民訴が得意な受験生はあまり多くなく、適切に議論を進めるだけでかなりの高評価がつくであろうことが過去問等から伺えます。
そこで、上述のようなことを意識して、地に足のついた議論を心がけると、ひとまず大失敗は避けられるのかなあと思います。





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参照:質問箱の利用と記事募集


以前GPAと就活について触れたところ、関連する質問が増えたので、少し触れておきます。
以降話をまとめて就活体験記のような形にしても良いのかもしれませんが、あまり面白いところがありませんし、なによりあまり気が向かないので、とりあえず仮にだけ書いておきます。
また、どれくらい何をしておくと良いのかについては、明確な基準がまったくわからないので、質問が来ても戸惑ってしまうというのが本心です。
そのため、できる限り回答しようとは思いますが、以降就活に関連する質問にはあまり答えられないかもしれません。

参照:法律事務所就活とGPAについて(質問箱)

1.GPAがどれくらいあればよいのか

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このような質問がありました。
まず私のGPAは、東大法学部で2.5、前期教養で3.4、総合で2.9程度でした。
その状態で、事務所就活で応募したインターンや本採用(個別訪問と呼ばれるものを含みます)で提出したESは全通でした。
また、希望の事務所からオファーをもらうこともできました。
そういう意味では、GPAがあまり高くなくとも、それが他の要因を全否定するほどマイナスになるようなことはないように思いました。
もちろん、前掲の記事で触れたように、特定の数値を取っていることを要求される場合もあって、書類審査をひとまずパスしたのちでも、なんらかの評価項目になっている可能性は否定しません。

なお、学部予備合格者で自分より法学部GPAが低い方はまだ見ていないので、ほぼ下限と思ってくださっていいような気がします。


とはいえ、当然GPAは高ければ評価に繋がりうるし、GPAが低いことが高評価に繋がることはありません。
特に、大手法律事務所では、多くの事務所でGPAが低いことについての説明責任を果たすことになり、なかなか緊張感がありました。
(なお、他の課外活動に集中していた等、合理的な説明があればさほどマイナス評価がされないような気がします。私はもともと民間就活をしていたことを説明したら一定程度理解を得られました)
(また、一定程度説明をしたのちは、「まあ履歴書に多少茶目っ気があるのもいいね」との評をいただいたことがありました。茶目っ気って。)



また、GPAが低いと、希望する事務所で働いている自己イメージが湧きづらいという欠点もあります。
特にリクルートに携わるような先生方は、事務所の顔として、何らかの高度な専門性を有していたり、成績がよくエリート的であったりと、魅力的に見える方が多いものです。
そのような方を見ていると、自分はミスマッチなのでは?と首を傾げてしまいがちです。


将来困りそうなところでいうと、LLMやMBA留学を考えている方にとっては、入学審査の資料となる成績が低いことは一定程度不利益に働きそうな気がしています。
事務所内でのキャリアモデルに留学があるようなところでは、留学にとうてい行き得ないような成績だとあまりいい顔はされないかもしれません。


このように、自分のGPAが直接に就活での評価を下げた実感はあまりありませんでしたが、低GPAであったために余計に検討すべきことが増えたのは事実です。
今もし学部2年後期の初めての法学部の期末の前に戻れるなら、一夜漬けなどせず必死に試験対策をすると思います。
GPAが全てではあるとは思いませんが、GPAで苦しむ後輩が少しでも減ることを願ってやみません。







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1.予備試験浪人と留年・卒業について

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読んでくださりありがとうございます!
ここで書いているブログとは、予備浪人についてのこの記事のことだと思います。
参照:予備試験浪人をするということ


上の記事の「4.予備浪人の特徴」というところで触れていますが、少し補筆します。

上の記事では、それぞれの選択肢の特徴について、次のようにまとめていました。
卒後となることと比べると、予備浪人には、
メリット:学生の身分がある、学部生合格になる
デメリット:学費が一部かかる、留年経験が履歴書上残る
という特徴があります。
その上で、対立点を学費と外聞であるとした上で、外聞について評価が難しいとして、雑に記述をやめてしまいました。
この評価については、今もよくわからないというのが正直な感想です。
その上で、大学の卒業ではなく留年の選択肢を選んだ価値判断の裏には、(私の目から見て)予測可能性があるかどうかという差異があったのだと思います。
つまり、単純な話ですが、私の身の回りには留年をして予備試験に合格したモデルケースとなる方がいましたが、卒後に予備試験に合格した方はいなかった、ということです。


少し愚かそうな根拠に見えますが、えいやっと思い切って選択をする段には、多少なりとも予測可能性があることは、重要な要素となりえます。
なんらかの勝算を見出して挑戦することと、後先考えずに自暴自棄になることとでは、大違いだからです。
しかし、どちらの選択肢が優れているかの評価が難しいときは、いずれの選択肢がどちらに当たるのかを見極めるのは、往々にしてきわめて困難です。
だからこそ、身の回りで観測できる範囲だけでもいいので、先例を見つけて、泥舟にも見える選択肢を排除することを試みることになると思います。


そういう思いがあり、私は身の回りに先例となる方がいた留年の方を選びましたし、これによる不利益を特に被ることなく司法試験の受験までたどり着くことができました。
ただ、もし卒後に予備試験を受験する方が身の回りに多ければそちらを選んでいたと思いますし、それはそれで一定程度納得して受験を終えていたものと思います。
そういう意味で、先ほどに挙げたようなそれぞれの選択肢の特徴というよりは、個人的な理由に着目して、進路を選択しています。


私もどちらの選択肢が適切かはいまだに分かりかねているので、体験談等があればぜひ教えてくださると幸いです。

2.社会人受験生・未修出身者・医者の就活について

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以前弁護士事務所就活とGPAの関係について触れた前後で、数人の方から就活についての質問をいただきました。
参照:法律事務所就活とGPAについて(質問箱回答)


が、自分と異なる属性の方の就活についてはよくわからないというのが正直なところです。
なので、いずれの質問に対しても有意義な回答はできないのですが、私が知っていることや感想を箇条書きすると、
・採用イベントは司法試験の受験年度や予備試験の受験状況に応じて設定されるので、そのような意味では社会人か学生かで差はなさそう。ただ、学部生や法科大学院生に向けてのイベント(サマークラーク等)の存在から、社会人の方は相対的に情報に触れる機会が少なくなりそう。
・司法試験合格発表前の採用については、司法試験に合格しそうだから採用するとか、不合格になりそうだから採用しないというような基準は設けていなさそう。指摘していたような属性は新卒での司法試験合格率が7割越えであるようなところが多く、(実際の結果はさておき)司法試験は一旦合格することを仮定して考えていそう。で、そのような採用活動をしているブティック事務所や大手にも、未修コース出身のきわめて魅力的な先生方がいらっしゃったので、属性が決定的に不利に働くかは不明。
・いわゆる医療過誤事件で、医学部出身の方が活躍しているような事例がよく見られるけれど、ヘルスケア部門に関わっている先生方にお話を伺っていて、そのような経緯がある方はそう多くない気がする。







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参照:質問箱の利用と記事募集

今回は、類似の質問が多かったので、まとめて書いておくことにしました。
ただ、就活というセンシティブな話題が中心で、また各事務所や各就活生によって状況が大きく異なる事項だと思うので、まあそんなこともあるのだなあ、くらいに読み流しておくことをオススメします。
また、必ずや参考になるので他の方の体験談もあわせて探してみてください。

1.法律事務所の就活とGPAの関係について


おそらくこのツイートへの反応なのですが、就活とGPAに関する質問がいくつかありました。




IMG_7122


法律事務所の就活でGPAが参照される場面として、①インターン等のイベントの参加時と、②本採用時の書面審査の2つが挙げられると思います。
私がGPAの大切さを感じたのは、②の方です。
具体的には、私がある事務所のイベントに参加した際に、「GPAを大学卒業までに少なくとも(特定の値)まで上げておいてほしい」と伝えられたことがあったためです。
その値までは上げることができたのですが、その他もろもろの要素もあいまってか、その事務所とはご縁がありませんでした。
実際にどの程度重視されているかはさておき、GPAは自分でどうにかなる側面が強いので、後悔が残りやすいところです。


人によっては①の方を課題と感じる方もいらっしゃるでしょう。
インターン等の参加の申し込みにあたっては、ESとあわせて大学や法科大学院の成績を提出するよう求められることが多いようです。
参加までは候補者の人となりはなかなか見えづらいので、GPAを含む数字の影響が小さくないようです。
私自身はあまりそのようなイベントに参加してこなかったので、この点についてはあまりわかりません。
また、この点については大学、法科大学院ごとに目安となる数字は異なる(たとえば、東大ローには1ブロや2ブロ等の用語があるようです)でしょうし、周りの先輩に聞いてみるのがよいのでしょう。


なんにせよ、GPAが2場面でどの程度重視されているかを詳細まで知りようがありません。
ひとまず取れるものなら取っておくと後悔がないと思います。



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一般企業についても、先ほどの2場面で重要視されているかはよくわかりません。
企業によるのだと思います。


そもそも、法律事務所のイベントの多くがそうである(らしい)のとは異なり、民間企業ではあまり成績表の提出が必要な場面は少なかったように思います。
成績表やGPAの自己申告のいずれもない場合には、成績はあまり重視されていないのかもしれません。
一方で、いずれかが必要な場合には、成績が参照される可能性があるといえそうです。


とはいえ、成績の提出を求めない企業であっても、自分からGPA等の成績を示してやるのもありえるでしょう。
学業に専念していた証拠となるためです。
学生時代に力を入れたこととして学業や研究を挙げることや、部活等の課外活動の傍らで勉強を頑張っていたことを主張しやすくなるからです。




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それ。笑


学部GPAをローでカバーすることができるかはよく知りません。
提出することが求められる場合とそうでない場合があるようだからです。
事務所にもよるんだと思います。


なんにせよ、目の前のGPAを高めていくほかないのは間違いがないので、そうできることを応援しています。


参照:就活に向け東大法学部でどれくらいGPAを取るべきか(仮)





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