0.質問箱の回答
質問箱に来ていた質問に回答しています。私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
https://peing.net/ja/abc_examinee
参照:質問箱の利用と記事募集
1.オンライン実施の司法試験の受験について
昨今の情勢により、予備校が実施する司法試験模試がオンラインで実施されることが多いように思います。
例年は、司法試験本番の会場を含む会場実施がなされていたことから、今年は例年とは異なる検討が必要にも思えます。
あらためて司法試験模試を受ける理由について整理した上で、受験するべきか、また受験するとしていかなる候補が挙げられるかについて考えてみようと思います。
2.司法試験模試を受ける理由について
司法試験模試を受ける理由としては、- 受験生の中での相対的な位置が分かる
- 受験生がどれくらい特定の問題を処理できるのかについての相場観ができる
- 本番と同様の場所で試験を受けて、当日気をつけるべきことが分かる
- 本番と同様のタイムスケジュールで過ごすことで、当日気をつけるべきことが分かる
- 多くの受験生が触れている論点についての準備が不足することで、本番書き負けてしまうことを避ける
というようなことがよく言われてきたように思います。
要するに、相対評価(1,2,5)と本番の環境(3,4)の把握のために受けることが多いのではないかな、と思います。
これらの特徴を重視して複数回模試を受ける人もいれば、いずれの利点も過去問の採点実感を参照したり答練や大学の演習に参加したりすれば足りるとして模試をあまり受けない人もいるようです。
私は前者でしたが、司法試験模試は受験するだけで丸々4日間(中日も合わせれば5日間!)も時間を取られるので、後者の立場の考えもよくわかります。
要するに、相対評価(1,2,5)と本番の環境(3,4)の把握のために受けることが多いのではないかな、と思います。
これらの特徴を重視して複数回模試を受ける人もいれば、いずれの利点も過去問の採点実感を参照したり答練や大学の演習に参加したりすれば足りるとして模試をあまり受けない人もいるようです。
私は前者でしたが、司法試験模試は受験するだけで丸々4日間(中日も合わせれば5日間!)も時間を取られるので、後者の立場の考えもよくわかります。
3.コロナ禍での各予備校の司法試験模試等の対応
コロナ禍で司法試験模試を会場で受験することに抵抗を感じる人も少なくなさそうです。会場ではなくオンラインで受講をする場合には、司法試験模試を受ける理由である本番の環境の把握は困難になりそうです。
そのような中、各予備校は、通信添削による対応にとどまらず、様々な対応をしているようです。
たとえば辰已法律研究所では、本番の環境に少しでも近づけるために、Zoomの活用を試みています。
全国で一斉に試験を受験することで、本番と同様の時間配分で、周りの受験生の様子を見て緊張感を味わいながら、受験ができるとするものです。
(公式リンク:公式パンフレット 41頁)
アガルートでは、例年通り、相対評価の把握に役立つ答練を用意しています。
アガルートの司法試験型答練では、答案提出者全員の採点済み答案が見られるようになっているため、他の受験生がどの程度理解が進んでいるかが明確に把握できます。
私がいつも言及している渡辺悠人先生作成の問題解説が読めるため、その点も当然高評価です。
例年は、会場受験をする方が多かったため、あまり話題になっていなかったように思いますが、通信添削の需要が高まる今年は、注目できるものだと思います。
(公式リンク:アガルートアカデミー 司法試験型答練 )
(参考:アガルートの判例百選スピード攻略講座の特徴・使い方・オススメできる人)
なお、伊藤塾(TKC)と辰已は、例年通り会場受験もやっているようです。
やはり模試を受けることのメリットは、会場受験をしてこそ最大限享受できるものと考えるため、受験にあたっては会場受験についても検討する価値があると思います。
PRを含みます。
↓PR↓
にほんブログ村