0.司法試験・予備試験の日程延期を受けての追加答練

司法試験・予備試験の日程が延期になったことにより、各種予備校や有志が答案を練習する機会を追加で用意するようになっています。
気が付いた範囲でまとめていくことにしました。


最終更新(2020年7月1日)




1.司法試験・予備試験 コンディショニング答練 (辰已法律研究所)

辰已法律研究所が、本来試験日であった日の翌日からスタートする論文答練の実施を発表しています。
(参照: https://r-tatsumi.com/conditioning/)
いわゆる通信添削を行うのみならず、大会議システムを用いて、受講生全員で答練を行うものであるとしています。
試験日がいつになるかわからない中ですが、論文答練の機会がなくなってしまっていることに対応した初の論文答練として、注目していきたいところです。



司法試験については基本7科目について、新作問題1問ずつと過去問をセレクトしたもの1問ずつを素材とするようです。
(参照: https://r-tatsumi.com/conditioning/shihou/)



一方予備試験については、法律実務科目について、各3問を用意しているようです。
予備試験の方は、元からこの時期に各種予備校が直前答練を用意しているので、それで足りるという判断かもしれません。
(参照: https://r-tatsumi.com/conditioning/yobi/)



なお、詳細についてはYouTubeの動画のなかで触れられているため、これを参照すると良さそうです。

 





2.予備試験短答 バーチャル未来問(資格スクエア)

一方、短答については資格スクエアが未来問の受験の機会を用意しています。
(参照: https://www.shikaku-square.com/yobishiken/miraimon)

2019年には事前に希望者全員に配布する形を取っていた未来問を、今年は本来の予備試験実施日(2020年5月17日)に、同日模試的に行うことにしているようです。
未来問は、出題範囲をAIで予測したものとうたっており、要するに過去問や資格スクエアのテキストを学習データとした予想問題であるようです。
同リンク先には明記はありませんが、「オンラインで行う」「オンライン受験」との記載から、後述のLECとは異なりインターネットのサイト等で入力をしていく形式かもしれません。


こちらも練習の素材として用いると良いかもしれません。



3.みんなで☆オンライン自主ゼミ(受験生有志)


いわゆる資格予備校ではないほか、試験日延長を受けてのものではありませんが、受験生有志による自主ゼミを行う試みがあるようです。
(サイト: https://bar-exam-selfseminar.com/)


2019年予備試験合格のTyphom様が、2020年・2021年の司法試験・予備試験の受験生向けに用意したサイトのようです。
サイトに簡単な会員登録をすると、受験生有志による自主ゼミや、その延長としての答練を行うページにアクセスができます。
予備校による添削や採点ではなく、サイト名通り受験生同士による検討を行いたい際に用いることになりそうです。



直近では、5月10日17時からと、5月13日から17日にかけて司法試験本番と同じスケジュールでZoomやGoogle Meetを用いたオンライン答練を実施する予定のようです。
詳しくは会員登録後に確認できる該当ページをご参照ください。






4.エア短答〜予備試験エア短答式試験(LEC 司法試験課)

(2020年5月8日追記)

LECでも、本来の予備試験短答の試験日だった5月17日に短答模試がなされることが決まりました。
問題内容は、過去問を中心とするように思われる資格スクエアとは異なり、本番の過去問ではなく過去の答練や模試で出題した問題となってるようです。
成績処理等はなく、各自自己採点をして、分析の動画を観る形式のようです。
詳しくはサイトから確認してみてください。
(参照: 5/17(日)、「エア短答~予備試験エア短答式試験」を実施します)


資格スクエアのものと完全に日時がバッティングすることから、どちらを受講するか考えることになりそうです。

5.予備試験短答模試の追加・司法試験模試の追加(伊藤塾)


伊藤塾からのバックアップの具体的な内容が発表されました(2020年5月22日)。
(参照: 司法試験・予備試験 実施日程発表をうけて)


予備試験については、新たな講座スケジュールが発表されました。
具体的には、リンク先にある以下の通りです。

スクリーンショット 2020-05-22 20.19.32

注目すべきは、第2回の短答模試が追加されたことです。
6月初旬に販売開始となるようなので、詳細は追って発表されるのでしょう。

新しい司法試験模試のオンライン実施が発表されました。(2020年6月12日追加)
1万円以内程度で、オンラインも含めた(教室実施も示唆)模試を行う予定です。
現在準備中とのことで、情報発表があれば適宜更新します。

https://youtu.be/C6VGmCBK7eM

司法試験との関係では、各種答練の添削期限の延長でした。
今のところは新たな答練等は予定されていないようです。


スクリーンショット 2020-05-22 20.17.55

代表的な答練であるペースメーカー論文答練については、以上の通りです。
詳しくはホームページを確認してみてください。

伊藤塾からは現在のところ具体的な答練等の発表はありません。
ですが、伊藤塾のYouTubeチャンネルでなんらかのバックアップをしていくことを発表しています。
(司法試験についてリンク先動画4:10頃から、予備試験について11:30頃から)



6.第二回司法試験全国模試(辰巳法律研究所)

(2020年6月10日追記)
情報が多くなってきたため、別記事に分けました。
New辰已・全国公開模試について

開催が一部で望まれていた、論文式も含めた司法試験模試が決定したようです。


EZpNhXFU8AETkTW

(2020年6月5日追記)
詳細が公開されました。
参照:https://tatsumi-study.com/pamphlet/sh/book_SH200605_all/#target/page_no=1


東京と大阪での会場受験にくわえ、オンラインLIVE受験を行うことが記載されています。
オンラインLIVE受験は、東京での会場受験の様子をZoomで配信することで、会場受験に似た緊張感の中で受験ができるものとされています。
上述のコンディショニング答練と類似の仕組みのようです。

東京A日程:6/29,30,7/2,3
(オンラインLIVE受験も同様)
東京B日程:7/8,9,11,12
大阪日程:7/13,14,16,17


他の特徴として、本番まであまり日数がないことから、添削を受ける答案数を厳選できる仕組みが採用されているようです。
日程通りの受験に慣れたいだけであれば、そのような活用方法もありそうなので、斬新です。


短答・選択科目まで含めた完全新作問題を内容とする模試の開催を予告しています。
オンラインでの模試の実施ということで、どのようなものになるか今から楽しみですね。


今のところ日程等の詳細はわかりませんが(2020年6月4日現在)、全国の受験生の中で実力を試す最後の機会として、注目されそうです。


7.予備試験総択(短答模試)・論文公開模試等(辰已法律研究所)

(2020年7月1日追記)
辰已法律研究所の様々な講座の新日程対応のスケジュールが発表されました。
(参照:公式リンク)

数が多いので全てを細かく紹介することはしませんが、
  1. 予備試験総択(短答模試)
  2. コンディショニング短答答練
  3. 短答完璧講座
  4. 論文予想答練
  5. 論文公開模試
  6. 福田特訓クラス
の6講座についてが、2020年向け講座として挙げられています。
このうち、1,3,4,5,6は既存のものの新日程の発表、2が新規講座のようです。
特に、1については元々4月に行う予定だった模試と同一のようなので、既に通信部等で教材を受け取っていた方等は注意が必要です。


8.その他(既存の直前答練等)

予定日通りに司法試験・予備試験が実施された場合に、5月下旬以降に行われる予定だった直前答練の実施については以下の通りです。(2020年7月1日現在)。

  • アガルートアカデミーでは、直前答練にあたる講座はありませんでした。予備試験答練については、オンライン答練への変更が決定した旨のアナウンスがありました。また、5月中は講師によるオンラインカウンセリングが行われています。
  • 資格スクエアでは、直前答練にあたる講座はありませんでした。答練についても、外部向け広報では特にアナウンスはありません。




今のところ、主なものは以上の通りです(2020年7月1日現在)。
同様のものがあればぜひ共有してください。
適宜追加します。


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