0.会場分の成績発表
第二回伊藤塾司法試験模試の会場分の個人成績表が返却されました。会場で受験していたのは84名のみで、うち短答も全て受験したのは77名でしたが、一応数字が出たので振り返っておくこととします。
添削答案はまだなので、復習の上付け足すことがもしあれば、気が向いたら付け足します。
(2020年7月29日追記)全体の成績が反映されました。
参照:順位アップ(成績返却、伊藤塾第二回司法試験模試 会場+在宅)
なお、素点と得点調整後の得点の比較や、科目の簡単な感想から、問題内容や難易度がわかることがあると思うため、未受験の方は閲覧にはご注意ください。
1.総合結果
総合:953.7点/1,575点 1位/84人短答:138.0点/175点 28位/77人
論文:815.7点/1,400点 1位/84人

総合で1位を取ることができました!
辰已模試では同会場で11位で、一桁順位を逃していたため、リベンジができてうれしいです。
ただ、母数が少ないことや、新型コロナウイルス等の関連で受け控えた方も多そうなので、在宅者の成績も加わったのちにどうなるかはわかりません。
また、予備校の方の採点ということもあり、本番と同様の評価がされるかはよくわからないため、総合順位は参考程度のものと思っておくこととします。
参照:(添削編)伊藤塾コンプリ答練・辰已予備スタ論の答練の比較
2.論文科目の点数・素点・順位
憲法:調整後67.0点 素点76点 1位そこそこに手応えがあったため、素点でも順位でもそれが反映されてよかったです。
まだ添削を見ていないためなんとも言えませんが、悩んだことを素直に悩んでいますと書いたのがよかったのだと思います。
予備試験でもA評価を得た科目で、自信がついてきました。
行政法:調整後65.2点 素点57点 1位
あきらかに後半の設問が難しく、素点が伸び悩みました。
それでも調整後の点数がかなり高くなっていることから、会場受験者はみな苦戦していたのだろうと思いました。
予備試験でもA評価だったので得意科目という認識はありましたが、あまり手応えがなかったので、在宅受験者も含めると順位等は下がるかもしれません。
公法系はどちらも1位だったので合計でも1位になれました。
公法系は好きなのでかなり嬉しいです。
民法:調整後64.4点 素点67点 2位
間違ったことは書かないように、淡々と論理的に正しいことを書いていこうと意識しました。
それが素点にも反映されたものと思います。
改正法の知識と短答知識をふんだんに聞く、というようなセットだったと思うのですが、サブノートで知識を確認できていたのがよかったように思います。
商法:調整後52.1点 素点30点 19位
かなり難しかったように思います。
ぼんやりとだけ知っていることをぼんやりと書いたため、パッとしない答案になりました。
素点が30点にもかかわらず調整後の点数はそこそこに取れているのは、添削者の方が厳しかったことによるような気がします。
在宅の方が加わればグッと順位が落ちそうな科目だと思うため、重点的に復習したいと思います。
民事訴訟法:調整後48.9点 素点50点 29位
見たことがあるくらいの現場思考問題が多かったはずなのに、素点が伸び悩みました。
現場思考問題で点を稼げなかった上に、典型題でごっそりと点数を落としている、というようなことが原因な気がします。
とはいえ、模試受験後にロープラをおおかた確認してしまったので、あとは過去問を見るくらいしか民事訴訟法の対策として用意していることがありません。
処理手順を再度確認できる場を作りたいところです。
刑法:調整後61.3点 素点69点 2位
苦手意識が強い科目なので、一番意外な結果でした。
中日の使い方がよかったのかなあ、という振り返りです。
参照:(ネタバレなし)伊藤塾司法試験模試第2回 振り返り(メモ)
あまりいい論述をした記憶がないので、これも調整後に点数が下がるかもしれません。
刑事訴訟法:調整後52.8点 素点59点 16位
素点は悪くないが、刑事訴訟法はみんなできるので調整後の点数はそこまで高くない、というよくある感じになりました。
個人的にはかなり難しかったと思うので、素点には満足ですが、出題可能性が低いとはいえないような論点だったため、商法と並んでしっかり復習したいところです。
選択科目(知的財産法):調整後54.4点 素点64点 12位(全科目)
第一問(特許法)は直近の判例を意識した出題で、自分なりに書いたつもりでしたが、あまり評価がされませんでした(25点)。
第二問は書きたいことが書けたため、順当な評価でした(39点)。
選択科目ごとの人数がわからないため、相対評価もあまり見えないところです。
どこかで見られたら教えてください。
3.短答について
あまり追加で思ったことはありませんでした。参照:短答平均点発表を受けて(伊藤塾司法試験全国統一模試第二回)
合格推定点が115点で、実際の本試験と比べてべらぼうに高いわけでもないので、本番と同程度か少し簡単くらいの難易度だったのかな、と考えています。
とはいえ、今回は民事訴訟法と並んで順位が低かったのが短答だったため、少しテコ入れしたいとも感じました。
勉強計画を全体的に前倒して、試験直前に短答に触れる時間を作れるようにしたいところです。
4.おわりに
個人的には、かなり満足な結果がかえってきて、ホッとしているというのが正直な感想です。ただ、在宅や別日程の方の点数が足されれば、順位が変動しそうなため、なんとも言えないところです。
また、模試の受験後から本番までは、予備試験でいう短答から論文までに匹敵するほどの期間があいています。
昨年はその期間で実力を伸ばせたという実感があるため、この一ヶ月強がいかに重要か理解しているつもりです(今となってはもう一ヶ月を切っているのですが!)。
今回は全体で上位1.2%だったので、本番では上位1%に入れるよう、勉強をしていこうと思います。
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