0.質問箱の回答
質問箱に来ていた質問に回答しています。私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
https://peing.net/ja/abc_examinee
参照:質問箱の利用と記事募集
1.予備試験浪人と留年・卒業について
読んでくださりありがとうございます!
ここで書いているブログとは、予備浪人についてのこの記事のことだと思います。
参照:予備試験浪人をするということ
上の記事の「4.予備浪人の特徴」というところで触れていますが、少し補筆します。
上の記事では、それぞれの選択肢の特徴について、次のようにまとめていました。
卒後となることと比べると、予備浪人には、その上で、対立点を学費と外聞であるとした上で、外聞について評価が難しいとして、雑に記述をやめてしまいました。
メリット:学生の身分がある、学部生合格になる
デメリット:学費が一部かかる、留年経験が履歴書上残る
という特徴があります。
この評価については、今もよくわからないというのが正直な感想です。
その上で、大学の卒業ではなく留年の選択肢を選んだ価値判断の裏には、(私の目から見て)予測可能性があるかどうかという差異があったのだと思います。
つまり、単純な話ですが、私の身の回りには留年をして予備試験に合格したモデルケースとなる方がいましたが、卒後に予備試験に合格した方はいなかった、ということです。
少し愚かそうな根拠に見えますが、えいやっと思い切って選択をする段には、多少なりとも予測可能性があることは、重要な要素となりえます。
なんらかの勝算を見出して挑戦することと、後先考えずに自暴自棄になることとでは、大違いだからです。
しかし、どちらの選択肢が優れているかの評価が難しいときは、いずれの選択肢がどちらに当たるのかを見極めるのは、往々にしてきわめて困難です。
だからこそ、身の回りで観測できる範囲だけでもいいので、先例を見つけて、泥舟にも見える選択肢を排除することを試みることになると思います。
そういう思いがあり、私は身の回りに先例となる方がいた留年の方を選びましたし、これによる不利益を特に被ることなく司法試験の受験までたどり着くことができました。
ただ、もし卒後に予備試験を受験する方が身の回りに多ければそちらを選んでいたと思いますし、それはそれで一定程度納得して受験を終えていたものと思います。
そういう意味で、先ほどに挙げたようなそれぞれの選択肢の特徴というよりは、個人的な理由に着目して、進路を選択しています。
私もどちらの選択肢が適切かはいまだに分かりかねているので、体験談等があればぜひ教えてくださると幸いです。
2.社会人受験生・未修出身者・医者の就活について
以前弁護士事務所就活とGPAの関係について触れた前後で、数人の方から就活についての質問をいただきました。
参照:法律事務所就活とGPAについて(質問箱回答)
が、自分と異なる属性の方の就活についてはよくわからないというのが正直なところです。
なので、いずれの質問に対しても有意義な回答はできないのですが、私が知っていることや感想を箇条書きすると、
・採用イベントは司法試験の受験年度や予備試験の受験状況に応じて設定されるので、そのような意味では社会人か学生かで差はなさそう。ただ、学部生や法科大学院生に向けてのイベント(サマークラーク等)の存在から、社会人の方は相対的に情報に触れる機会が少なくなりそう。
・司法試験合格発表前の採用については、司法試験に合格しそうだから採用するとか、不合格になりそうだから採用しないというような基準は設けていなさそう。指摘していたような属性は新卒での司法試験合格率が7割越えであるようなところが多く、(実際の結果はさておき)司法試験は一旦合格することを仮定して考えていそう。で、そのような採用活動をしているブティック事務所や大手にも、未修コース出身のきわめて魅力的な先生方がいらっしゃったので、属性が決定的に不利に働くかは不明。
・いわゆる医療過誤事件で、医学部出身の方が活躍しているような事例がよく見られるけれど、ヘルスケア部門に関わっている先生方にお話を伺っていて、そのような経緯がある方はそう多くない気がする。
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