0.質問箱の回答
質問箱に来ていた質問に回答しています。私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
https://peing.net/ja/abc_examinee
参照:質問箱の利用と記事募集
以前GPAと就活について触れたところ、関連する質問が増えたので、少し触れておきます。
以降話をまとめて就活体験記のような形にしても良いのかもしれませんが、あまり面白いところがありませんし、なによりあまり気が向かないので、とりあえず仮にだけ書いておきます。
また、どれくらい何をしておくと良いのかについては、明確な基準がまったくわからないので、質問が来ても戸惑ってしまうというのが本心です。
そのため、できる限り回答しようとは思いますが、以降就活に関連する質問にはあまり答えられないかもしれません。
参照:法律事務所就活とGPAについて(質問箱)
1.GPAがどれくらいあればよいのか


このような質問がありました。
まず私のGPAは、東大法学部で2.5、前期教養で3.4、総合で2.9程度でした。
その状態で、事務所就活で応募したインターンや本採用(個別訪問と呼ばれるものを含みます)で提出したESは全通でした。
また、希望の事務所からオファーをもらうこともできました。
そういう意味では、GPAがあまり高くなくとも、それが他の要因を全否定するほどマイナスになるようなことはないように思いました。
もちろん、前掲の記事で触れたように、特定の数値を取っていることを要求される場合もあって、書類審査をひとまずパスしたのちでも、なんらかの評価項目になっている可能性は否定しません。
なお、学部予備合格者で自分より法学部GPAが低い方はまだ見ていないので、ほぼ下限と思ってくださっていいような気がします。
とはいえ、当然GPAは高ければ評価に繋がりうるし、GPAが低いことが高評価に繋がることはありません。
特に、大手法律事務所では、多くの事務所でGPAが低いことについての説明責任を果たすことになり、なかなか緊張感がありました。
(なお、他の課外活動に集中していた等、合理的な説明があればさほどマイナス評価がされないような気がします。私はもともと民間就活をしていたことを説明したら一定程度理解を得られました)
(また、一定程度説明をしたのちは、「まあ履歴書に多少茶目っ気があるのもいいね」との評をいただいたことがありました。茶目っ気って。)
また、GPAが低いと、希望する事務所で働いている自己イメージが湧きづらいという欠点もあります。
特にリクルートに携わるような先生方は、事務所の顔として、何らかの高度な専門性を有していたり、成績がよくエリート的であったりと、魅力的に見える方が多いものです。
そのような方を見ていると、自分はミスマッチなのでは?と首を傾げてしまいがちです。
将来困りそうなところでいうと、LLMやMBA留学を考えている方にとっては、入学審査の資料となる成績が低いことは一定程度不利益に働きそうな気がしています。
事務所内でのキャリアモデルに留学があるようなところでは、留学にとうてい行き得ないような成績だとあまりいい顔はされないかもしれません。
このように、自分のGPAが直接に就活での評価を下げた実感はあまりありませんでしたが、低GPAであったために余計に検討すべきことが増えたのは事実です。
今もし学部2年後期の初めての法学部の期末の前に戻れるなら、一夜漬けなどせず必死に試験対策をすると思います。
GPAが全てではあるとは思いませんが、GPAで苦しむ後輩が少しでも減ることを願ってやみません。

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