0.質問箱の回答
質問箱に来ていた質問に回答しています。私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
https://peing.net/ja/abc_examinee
参照:質問箱の利用と記事募集
1.司法試験・予備試験の短答の工夫
短答はあまり得意でなかったので、もう少し得意な方の意見も伺ってほしいところです。
結論から言うと、やむを得ないときに必要な消去法の利用を除いては、特に工夫はしないようにしていませんでした。
結局のところ全ての選択肢に目を通すことにしていたため、順序はそう重要ではないと考えていたためです。
読む選択肢を減らすということは、判断の材料にした選択肢の判断を一つ間違えていれば、その設問を間違えることを覚悟することを意味します。
一方全ての選択肢を読むことにすれば、個数問題や独立した正誤を考えるような全ての選択肢を読むことを前提にした設問を除けば、必ず解答に矛盾が生じます。
そこで再度選択肢の吟味ができるため、誤りに気がつく可能性が生まれます。
そのため、私は全ての選択肢に目を通すようにしていました。
読みやすい肢や後ろの選択肢を先に読むというのは、おそらくは消去法等により読む選択肢自体を減らす工夫だと思います。
そこで、どうせ全ての選択肢を読むことになるのなら順番を気にする必要がないと思い、そのような工夫をしていませんでした。
そのように全ての選択肢を読むことにすると、日頃から1肢どの程度の時間で考えればいいかの目安が掴めます。
たとえば司法試験短答で一番時間がシビアな民法は、設問37問185肢を75分で検討するため、おおよそ1肢20秒強で解く必要があることがわかります。
関連して、本番での時間配分もそのように設問番号に対応して考える発想が生まれると思います。
一つ一つの選択肢の正誤の判定にある程度自信がある場合には、選択肢を考える順番を決めておいて、バシバシ消去法を使っていくのもありではあるでしょう。
しかし、短答が非常に苦手な初学者の方とあったので、これは妥当しないものだと思って書きました。
2.司法試験過去問の解説本
一番有名な解説本はぶんせき本でしょう。
問題文、出題趣旨、採点実感、正解筋の解説、様々な評定の再現答案と、過去問分析に必要な要素はほぼほぼ揃っています。
やや高く入手しづらいものもありますが、Amazonで見当たらないものはメルカリ等で探してみるのもいいでしょう。
ぶんせき本で足りないとすれば、解説部分でしょうか。
そこに不満を感じるのなら、予備校の解説講義を単年度ごとに購入するのもありだと思います。
個人的にはぶんせき本で事足りたなあと感じますが、もし予備校の講座を購入していたとすればアガルートの解析講座を購入していたと思います。
解説部分の裏取りが丁寧で、出典にあたりやすい解説がなされていたと考えるためです。
参考:司法試験 論文過去問解析講座 (アガルート)
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