0.司法試験・予備試験で使うペンを選ぶ

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司法試験・予備試験の論文式試験で使った万年筆について質問が来ていました。
せっかくなので、ペン・万年筆を選ぶ視点についてもあわせて書いてみることにしました。


なお、答案構成用の黒色以外のペンやマーカーについての話には触れていません。
いつか答案構成について書くことがあれば、その時に触れてみようかなと思っています。


1.試験で使うペン・万年筆についての大原則

大仰な書き出しになりましたが、なんだかんだ言っても結局は「使い慣れているものを使うのが一番」です。
いつも使っているものでうまく書けているのならば問題はないはずなので、特に大急ぎで買いにいくようなものではありません。
ペン・万年筆を使って書く論文式試験の勉強がはじめてで、ひとまず何か参考となる話を読みたい方や、なんとなく文房具の話を読みたい方を読者として想定しています。
なので間違っても論文式試験本番直前の方が不安になって急遽ペンを書き換えるようなことがあってはならないと考えていますし、直前期に読んで勉強になることも書いていません。

(直前期の方は代わりに持ち物リストを読んでください。参照:司法試験当日の持ち物リスト(メモ)


いつにもまして気楽に読んでくださると幸いです。

2.試験用のペン・万年筆を選ぶ視点

司法試験では計8科目19時間、予備試験では計10科目13時間の論文式試験が課されます。
それぞれの試験科目の試験時間はけっして余裕のあるものではありませんし、一方で試験日程全体で見ればかなり長丁場の試験になります。
そこで、試験用のペンを選ぶ際には、速く書けることと、書いていて疲れないことの2点が重要になります。


速く書けるかどうかは、ペン・万年筆の重さとかかわりがあると言われます。
そのため、軽い素材のペン・万年筆を選ぶことになりますし、たとえばインクをあらかじめ減らしておくなど、一定の工夫をすることも考えられます。


一方、書いていて疲れるかどうかは、ペン軸の太さとかかわりがあると言われます。
ペン軸が太い方が、握る指に余計な力が入りづらく、手が疲れにくいというのです。
また、万年筆はその仕組み上筆圧の強さが関係なく、あまり手に力を入れずに済むので、たくさん書いても疲れづらいということができそうです。


そこで、軽い素材で、軽くなるように工夫した、ペン軸の太いペン・万年筆を選ぶのが良いと考えます。


3.一定の結論(可能な限り軽いペン・軽くてお手頃な万年筆)

私の周りでのペンの結論(?)には、大きく分けて2種類ありました。


1つ目は、可能な限り軽い状態にしたボールペンを利用するものです。
具体的には、市販のクリップ型ボールペンを買ってきて、クリップを破壊するというものです。
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これを

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こう


ペン軸が太い方が疲れづらいとは書いたものの、ペンの太さによる疲れ具合の差はたかが知れているし、どうせ腱鞘炎対策でサロンパス等を使用するため、とにかく速く書けるようにするという発想です。



2つ目は、軽めの万年筆を使用することです。
軸が太いペンは高級品が多く、なかなか日頃からガシガシと使うのには気が引けます。
一方で万年筆は、どれも軸が太めのものが多く、先ほどの条件を満たしやすく、相対的に安いものが多いように思います。


個人的にオススメなのがPILOTのkakunoシリーズです。



1,000円程度で気軽に買える万年筆でありながら、かなり満足な書き味で、かつ軽い素材であるためです。
ペン先は細字がオススメで、カートリッジ(インクの替え芯)はPILOTのものを利用しておけばOKです。




私が使っていたのはLAMYのサファリシリーズです。
元からLAMYのデザインをかなり気に入っており、サファリシリーズは比較的軽い素材のものだったためです。



是非私とお揃いの万年筆を使って司法試験・予備試験の受験をしてみてください。
ペン先のおすすめはF(細字)で、カートリッジはLAMY公式のものがあるほか、ヨーロッパ製メーカーの統一規格のものも使えるはずです。




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