0.質問箱の回答
質問箱に来ていた質問に回答しています。私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
https://peing.net/ja/abc_examinee
参照:質問箱の利用と記事募集
いいテーマだと感じたため取り急ぎ触れてみましたが、のちのち詳述できればいいなと感じています。
1.趣旨規範と合格論証集の使い分け
iPadでの一元化教材作り、いいですよね〜〜!
(参照:司法試験・予備試験とiPad活用術)
まず、趣旨規範とアガルートの合格論証集の使い分けについてです。
2つの論証集の性格は大きく異なります。
趣旨規範は、主要な制度についての趣旨と意義について触れた上で、できるだけ多くの論点についてその理由と結論のみを載せる、という構成を取っています。
一方で合格論証集は、主要な論点について、答案にそのまま書けば解答となりうる(というよりは十分すぎる)記述を載せています。
このような性格の異なる論証集を、学習において併用するのは、個人的にはオススメしません。
そもそも「これを一冊読めば日頃の学習はOK!」という趣旨で一元化教材を作成しているはずなので、文字通り2冊とも用いるというのは、一元化教材の意義を薄めてしまいそうです。
一方で、この2冊(および伊藤塾の論文ナビゲートテキスト、通称論ナビ)に書かれた知識は、他の受験生の知識のスタンダードとなるので、この両方に書かれた知識を押さえておきたいという需要は、共感できます。
問題は、趣旨規範の知識を合格論証集に書き写すか、その逆か、です。
前述の通り、両者はその性格が異なるため、そのまま書ける論証を作成していくか、個別の論点の結論と理由づけをひとまずストックしておくか、の対立と考えてもいいかもしれません。
個人的には、ありとあらゆる論点についてそのまま書ける論証を作成しておくのは困難で、扱っている論点が多いのは趣旨規範なので、趣旨規範をベースにするのが良いのかなあと思っています。
その上で、合格論証集に書かれた優れた記述の中で、参考になるものがあれば、趣旨規範に切り貼りしていけば良いと思います。
2.一元化教材に何を書き込むか
一元化教材を作成する理由は、試験用に必要な知識を簡単に見返せるようにすることにあります。答案に書く内容のうち、事前に用意しておく知識としては、定義・制度趣旨・判例の言い回し・各種論点があると思います。
そのため、一元化教材に書き込む内容も、そのあたりのことになるだろうと考えていました。
私の一元化教材の一部は下記リンクから見られるため、参照してみてください。
(参照:論証集や判例集をどう回していたか(司法試験・予備試験))
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