ABCにっき(司法試験受験ブログ)

司法試験合格を目指している受験生のブログです。2019年予備試験合格

カテゴリ: 予備試験・司法試験

0.質問箱の回答

質問箱に来ていた質問に回答しています。
私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
https://peing.net/ja/abc_examinee


参照:質問箱の利用と記事募集

1.オンライン実施の司法試験の受験について

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昨今の情勢により、予備校が実施する司法試験模試がオンラインで実施されることが多いように思います。
例年は、司法試験本番の会場を含む会場実施がなされていたことから、今年は例年とは異なる検討が必要にも思えます。
あらためて司法試験模試を受ける理由について整理した上で、受験するべきか、また受験するとしていかなる候補が挙げられるかについて考えてみようと思います。

2.司法試験模試を受ける理由について

司法試験模試を受ける理由としては、
  1. 受験生の中での相対的な位置が分かる
  2. 受験生がどれくらい特定の問題を処理できるのかについての相場観ができる
  3. 本番と同様の場所で試験を受けて、当日気をつけるべきことが分かる
  4. 本番と同様のタイムスケジュールで過ごすことで、当日気をつけるべきことが分かる
  5. 多くの受験生が触れている論点についての準備が不足することで、本番書き負けてしまうことを避ける
というようなことがよく言われてきたように思います。
要するに、相対評価(1,2,5)と本番の環境(3,4)の把握のために受けることが多いのではないかな、と思います。
これらの特徴を重視して複数回模試を受ける人もいれば、いずれの利点も過去問の採点実感を参照したり答練や大学の演習に参加したりすれば足りるとして模試をあまり受けない人もいるようです。
私は前者でしたが、司法試験模試は受験するだけで丸々4日間(中日も合わせれば5日間!)も時間を取られるので、後者の立場の考えもよくわかります。

3.コロナ禍での各予備校の司法試験模試等の対応

コロナ禍で司法試験模試を会場で受験することに抵抗を感じる人も少なくなさそうです。
会場ではなくオンラインで受講をする場合には、司法試験模試を受ける理由である本番の環境の把握は困難になりそうです。
そのような中、各予備校は、通信添削による対応にとどまらず、様々な対応をしているようです。


たとえば辰已法律研究所では、本番の環境に少しでも近づけるために、Zoomの活用を試みています。
全国で一斉に試験を受験することで、本番と同様の時間配分で、周りの受験生の様子を見て緊張感を味わいながら、受験ができるとするものです。

スクリーンショット 2021-02-24 20.36.31
(公式リンク:公式パンフレット 41頁)


アガルートでは、例年通り、相対評価の把握に役立つ答練を用意しています。
アガルートの司法試験型答練では、答案提出者全員の採点済み答案が見られるようになっているため、他の受験生がどの程度理解が進んでいるかが明確に把握できます。
私がいつも言及している渡辺悠人先生作成の問題解説が読めるため、その点も当然高評価です。
例年は、会場受験をする方が多かったため、あまり話題になっていなかったように思いますが、通信添削の需要が高まる今年は、注目できるものだと思います。
(公式リンク:アガルートアカデミー 司法試験型答練 )
(参考:アガルートの判例百選スピード攻略講座の特徴・使い方・オススメできる人


なお、伊藤塾(TKC)と辰已は、例年通り会場受験もやっているようです。
やはり模試を受けることのメリットは、会場受験をしてこそ最大限享受できるものと考えるため、受験にあたっては会場受験についても検討する価値があると思います。





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参照:質問箱の利用と記事募集

1.一元化教材は前日に見返せないが、どうするか?

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以前一元化教材を作成することについて書いていました。
(参照:論証集や判例集をどう回していたか(司法試験・予備試験))

一元化教材を作ると、今まで学んだことがまとまっているため、復習に便利です。
しかし、網羅性を意識すると、一元化教材はかなり内容が多くなってしまいます。
前掲記事でも書いたとおり、各科目1周5時間くらいが復習に必要だったように記憶しています。


これだけ時間がかかると、試験前日に全内容を見返すのは困難になってしまいます。
実際、私も直前期にバリバリ論証を見返せていたわけではなかったようです。
(参考:司法試験本番までの勉強予定(メモ) 本番2ヶ月前に書いていた勉強メモです)
そこで、工夫が必要です。
たとえば、全箇所を精読するのではなく、ぱっと見でわかるものは飛ばす、のような読み方をする、というのは一例でしょう。
とはいえ、このような方法によっても、試験前日のようなときには、目についた箇所はゆっくりと読みたくなってしまうものです。

2.試験直前チェック用の教材を別途用意しておく

そこで、試験直前にさっとチェックするために用いる教材は、別途用意することが考えられます。
自作してもいいでしょうし、市販のもので使いやすいものがあればそれを採用することもありうるでしょう。


私は、一元化教材に書いてあることは、問題を見ればぼんやりとは思い出せるくらいにはしっかり勉強をしているはずだ、との(真実かあやしい)前提のもと、比較的確実な暗記が求められる箇所のみに絞ったまとめを作成することを考えました。
具体的には、かっちりと判断枠組みが決まっているものについては、そこを間違えてしまうとおしまいなので、まとめる必要があるだろうと思っていました。


スクリーンショット 2021-02-13 16.33.48
たとえば、誰もが当然に覚えている行政法の規範のみをまとめたものです。
これくらいの分量のものを、各科目3頁ずつくらいだけ用意して、見返すようにしていました。
こうすれば、1科目にせいぜい5~10分くらいしかかからず回し切ることができます。
わざわざ勉強時間には入れていませんでしたが、答練前や本番前にさっと見返すようにしていました。



市販のもので、簡単に見返すものとしては、幾度となく紹介をしていますが、アガルートの判例百選スピード攻略講座が挙げられるように思います。
(参照:アガルートの判例百選スピード攻略講座の特徴・使い方・オススメできる人)



何か自分なりの見返す教材が用意できれば幸いです。






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0.質問箱の回答

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参照:質問箱の利用と記事募集

1.『憲法判例の射程』を用いる

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『憲法判例の射程』は、憲法の参考書として定評がありますし、私も気に入っているので、折に触れて紹介している書籍です。
一方、予備校本ではない参考書にはよくあることのように思いますが、参考書で学んだ(はずの)理解をどれだけ答案に反映できるかは、また別の問題のように感じます。
とりわけ、賛否両論がありそうなところですが、憲法の論証集は使えない、といわれるように、そもそも用意しておいた記述がそのままは活かしづらいと言われがちな憲法の参考書なので、なおさらです。
(参考:憲法の論証集は使えないのか)


以前司法試験対策の勉強のところ等でも触れたのですが、私は憲法の見返す教材として、『憲法判例の射程』をまとめたものを使っていたため、その紹介をすることで、回答に代えたいと思います。
(参考:予備試験合格後の司法試験対策の勉強
なお、私が司法試験を受験する前後で、同書の新版である第2版が出ているので、購入時は気をつけてください。
今回引用・要約する際には、特に断りがなければ初版のページ数等を示しています。

2.「憲法判例の射程」へのアプローチ方法

『憲法判例の射程』の紹介は、同書籍がとる判例の射程へのアプローチ方法に関する箇所を引用すれば足りるでしょう。

同書籍は、判例へのアプローチ方法として、メイン型、対比型、通覧型の3つを採用しています。
メイン型とは、「ある問題・論点につき、裁判所の基本的な考え方が明確に示されたと思われる主要な判例の『射程』を、それと関連する他の判例との比較・対比などを通じて明確にするとともに、『限界事例』を明らかにしていくという方法」です(同書9頁)。
対比型とは、「事案や問題構造の類似性にもかかわらず、異なった判断枠組みが用いられた判例を取り上げて、両判例を対比させながら、場合によっては別の判例への言及もしつつ、それぞれの判例が示した判断枠組みが適用される場面を明確にして、その『射程』を明らかにしていく方法」です(同書10頁)。
通覧型とは、「ある憲法上の権利ないし問題領域に関する判例を『通覧』することで、判例の考え方を浮かび上がらせるという方法」です(同書11頁)。


このように、複数の論点について、判例の状況をふまえて、3つのアプローチを用いて解説をしているのが同書籍です。

3.『憲法判例の射程』のまとめ

上記のような同書籍の特徴・アプローチ方法を捉えて、まとめていきました。
具体的には、問題の所在・参考判例の要旨・判例枠組みのまとめを1枚にしていました。

スクリーンショット 2021-02-10 20.33.44
(同書第6章 選挙権のまとめ)

このように、復習の際には、参考判例を適宜参照しながら、判例枠組みのまとめを読み、適切な判断枠組みとしてどのようなものが挙げられるかを読み返していました。
(なお、このような「判例の立場の批判的吟味やその射程の検討を経ることなくそのまま用いたりする」ようなまとめ方は、同書4頁以下で適切でないものとして触れられているものとも思えます。本書を2,3周読み、一定の理解をした上でこのようにしているのだ、ということで自分の中では落ち着けていました)


具体的には、以下のように、アプローチの手法にあわせて、意識すべき点に注意しながら、まとめていました。
メイン型については、触れられている判例がどのような論理である判断枠組みを提示しているか、違憲審査にあたってはどのような事実に触れるのが適切かをまとめることになります。
画像の選挙権のまとめ(厳密には、問題の所在にもある通り選挙権の行使の制限に関する判断枠組み)は、メイン型の例です。


対比型については、複数の判断(とも思える)枠組みからどのようにいずれかを選ぶことになるかについての考慮要素をまとめることになります。

スクリーンショット 2021-02-10 20.51.01
(同書第8章 政教分離に関する事案のまとめ)

代表的な例が、目的効果基準と総合考慮基準のいずれによって判断するかを考えるようなものです。

通覧型は、複数の、場面が少し異なる判例がある論点に関するものなので、どのような場面に分けて考えられるかに着目してまとめていました。
代表的な例として、同書第4章の、「個人の私生活上の自由」の保障に関して、情報収集・保管・発信の場面に分けて判例を整理したものがあります。

4.どのように実際の答案に活かすか

このようにまとめられたとして、実際に答案に活かすにはどのようにすればよいでしょうか。

私もあまり詰め切れなかったのですが、一つ活かす方法があると考えています。
それは適切な答案の枠組みを組み立てるための道しるべにすることです。
具体的には、『憲法判例の射程』に紹介されている35の問題意識に関しては、判例について大まかに理解できている状態になっています。(初版では29のみでした、増えた!)
同書で読んだ理解をもとに、まとめたような枠組みで判断すれば足るか、判例との事案の差から異なる枠組みにより判断することか、論ずる用意ができているということです。
少なくとも正しそうな枠組みを提示することができるし、判例との距離から適切な理由づけができれば、司法試験レベルなら通用する憲法論のできあがりです。


あまりだらだらと答案に書くのもどうかと思いつつ、私がはっきりと答案に活かした例を簡単に触れておきます。
たとえばR1予備論文憲法で、目的効果基準と総合考慮基準のいずれを用いるかについて、藤田補足意見と調査官解説について明示して論じ、その点についての評価は知りえませんが、A評価を得ることができました。
R2司法試験論文憲法では、まとめで読み、薬事法判決の文言をそのまま書いた上で、事例にあわせて規範を変えていました。
Aではあったものの、せいぜい上位5~10%くらいの答案かなあと思っています。







このように、まずは判例の枠組みについて、その内容とそれを導いた理由についてしっかり理解するための教材とするのがいいのかな、と考えています。
質問の答えになっているかは怪しいので、また適宜追加で聞いてください。








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0.予備試験合格後の司法試験対策の勉強

予備試験に最終合格したあと、司法試験に向けてどのような勉強をしていたのか聞かれることが多いため、ざっくりまとめて置くことにしました。
2019年予備試験最終合格(2019.11.7)から2020年司法試験受験(2020.8.12)までのおよそ10ヶ月間の内容で、例年よりはかなり長めなため、その点については留意していただけると幸いです。
また、成績等は以下の通りです。
(参考:伊藤塾第二回司法試験模試 会場+在宅
(参考:司法試験の成績通知到着


スクリーンショット 2021-02-06 17.09.35
(ずっとスプレッドシートを用いて勉強の管理をしていたため、なんとなく勉強の概要が掴めました。画像のようにこまかく管理していたのは直前のみですが、それでも全体像はぼんやり再現ができます)

また、一部管理するときの記入漏れ等で、ブログの他箇所での言及と細かな内容が異なる場合があると思います。
もしお気付きの方がいらっしゃれば、是非コメント等で指摘してくださると嬉しいです。



1.全科目共通のもの(模試・答練・過去問)

私は、司法試験模試は伊藤塾のものを2回(2月末・6月末)と辰已のもの(3月末)の3回受験しました。
いずれも全日程会場で受験しました。
例年は各予備校が2~3月に1度ずつ開催しているものだと思うので、2020年度受験がイレギュラーでした。
今確認すると、伊藤塾のもの(厳密には伊藤塾と提携しているTKCのもの)の申し込みが始まっていました。
奨学生でない方はもう申し込んでしまうのも良いかもしれません。
(参考:2021年 TKC 司法試験 全国統一模試 )


全科目共通の答練としては、辰已のスタ論と伊藤塾のペースメーカー論文答練を受講しました。
スタ論は第1クールは自分で解き、第2クールは就活等で欠席することがあったものの、会場で受験しました。
伊藤塾の答練は解く予定はありませんでしたが、司法試験の延期により時間ができたので、半数近くは答案を作成しました。
いずれも、答案を作成したものについては、もう1周答案構成をすることで復習をしました。


過去問は、直近8年分は辰已の過去問答練で答案を作成・提出したほか、自分で答案構成もしたので、2周しました。
その余の年度は、ぶんせき本を用いて1周答案構成をしました。
(問題を選んでさらにもう1周答案構成するものもあったのですが、その数は定かではありません)





2.憲法

自分で『憲法判例の射程』をまとめたノート:3周
旧司法試験の過去問:2周
憲法演習ノート:1周
短答:平均して3周
新四人組憲法の気になる箇所の参照

憲法は比較的得意で、予備論文でもA評価がもらえていたため、特に重点的には対策はしていませんでした。
憲法は、予備試験受験段階から、論証集の代わりに自分で作成していたまとめノートを使って勉強しており、変わらずそれを用いました。

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(こんな感じのもの。参照:憲法の論証集は使えないのか)
(参照:憲法判例の射程を司法試験・予備試験論文答案で活かす

憲法に限らず、旧司法試験の過去問の演習の際には、アガルートの旧司法試験解析講座を用いて、工藤先生の参考答案を参照していました。
(参考:旧司法試験 論文過去問解析講座

憲法演習ノートは、自分が受けた年に問題作成委員であった宍戸先生が編者となっており、問題意識を盗めないかと思って購入しましたが、そのような邪な気持ちとは関係なく、憲法の理解が深まり、よかったです。

短答は、民法・刑法とともに、肢別本の全ての肢を最低1周し、その確信度合いに応じて印をつけ、不安だったり間違えたりしたものをなんども解き直すようにしていました。

新四人組憲法は、主にはいわゆる三段階審査ではない審査方法について学ぶために、審査基準論に関する部分を読んでいました。



3.行政法

論証集:3周

行政法は比較的得意で、予備論文でA評価を取ったり、模試で全国1位だったりしたこともあり、あまり時間を割いていませんでした。
本番あまりうまくいかなかったので、ちょっぴり後悔しましたが、対策が急務だった選択科目に十分に時間を割くことができたので、結果的にはこれでよかったのだと思います。

4.民法

重要問題習得講座:3周
論証集:4周
総合講義:1周
短答:平均して4周
サブノート:1周
内田民法の債権法改正関連の気になる箇所の参照
改正部分の素読:1周

民法は、予備試験を旧法で、司法試験を改正法で受けるという世代だったことから、厚めに勉強をしていました。
具体的には、アガルートで改正法対策パックの内容となっていた総合講義と重要問題習得講座の受講をしました。
(参考:民法改正対策パックのご案内

民法改正による短答の難化が予想されたことから、サブノートを購入して改正の内容を掴もうとしましたが、これはあまりいい方法ではなかったかもしれません。

5.商法

旧司法試験の過去問:1周
論証集:3周
事例で考える会社法:1周
判例百選スピード攻略講座:1周
田中亘会社法の音読:1周

商法はそこまで苦手意識はなかったものの、予備論文でC評価だったため、腰を据えて対策をすることにしました。
具体的には、演習形式を通して論点を抽出する訓練・判例知識の確認・条文知識の確認をすることを考えました。
それぞれ順にジレカン・百選攻略講座・基本書通読が対応します。

事例で考える会社法は、すでに解いたことがあったため、まだ解いたことがなかった会社法事例演習教材でもよかったのですが、延期を想定しない前提での可処分時間からすれば、適切な選択だったかなあと振り返っています。
田中亘先生が執筆者の一人となっており、田中亘会社法の解説ともリンクしており、扱いやすい教材でした。

百選攻略講座は、いつもブログを読んでいただいている方にはもう耳にタコができるほど読んでいる(?)ことになっていそうです。
有用でした。
厳密には他の科目でも適宜参照していたことはあるのですが、意識的に通読する時間を設けたのは会社法
(参考:アガルートの判例百選スピード攻略講座の特徴・使い方・オススメできる人

田中亘会社法(基本書)は、別に通読する必要も音読する必要もなかったのですが、司法試験の延期によりうまく学習のモチベーションが上がらないときに、無理やり机に向かうための教材・勉強方法として採用していました。
特に学習効果が高いかはよくわかりません。
同書自体はいい本です。2021年3月に第3版が出るので購入される方は注意してください。



6.民事訴訟法

旧司法試験の過去問:3周
論証集:3周
ロープラ:1周
読解民事訴訟法:2周

予備論文でD評価だったり、苦手意識があったりしたことから、追加で読解民事訴訟法を購入して、読みました。
同書は司法試験の考査委員の勅使河原先生が執筆している参考書で、本番でも設問1、3は同書で挙げられている問題意識に関連するものだったので、きわめて直接的に効果があるものになりました。
思えば、本番の設問2も辰已模試で関連する問題が出ていたため、勉強の成果が出たというよりは情報戦で負けなかった、というような感想になりました。

7.刑法

論証集:3周
旧司法試験の過去問:2周
短答:平均して3周
刑法事例演習教材:2周
基本刑法:1周

刑法は、周りの受験生が予備論文段階で解いていることが多かったにもかかわらず、自分が解いていなかった刑法事例演習教材を用いて勉強したことが特徴的だったように思います。
きわめて有用でしたし、まだ解いていない方は、予備論文対策としても扱う価値があると感じました。

基本刑法は、主には予備口述対策として読んでいたのですが、その際に学説対立のある論点があるページに貼っていた付箋箇所を読み直すことで、近年の傾向変化に対応できるように対策をしました。
(参照:基本刑法ユーザーはなぜ多いか



8.刑事訴訟法

旧司法試験の過去問:2周
論証集:2周
事例演習刑事訴訟法の気になる箇所の参照

あまり得意である意識がなかったものの、特段の対策をしないまま臨むことになったのが刑事訴訟法でした。
司法試験での問われ方が、予備論文と大きく異ならないことがその理由ですが、見解対立問題が積極的に出題されることを見越しての対策をするのであれば、もう少し考えてもよかったな、と振り返っています。



9.選択科目(知的財産法)

これは別記事でまとめています。
(参考:司法試験の知的財産法の勉強法・予備校講座・基本書と演習書について

いい講座といい演習書に恵まれたので、とてもよい学習ができたなあと振り返っています。
選択科目に集中的に時間をわりふろうと考えての学習計画にしていましたが、実際にはそこまで大幅に時間を要することもなかったので、自分と相性のいい選択科目だったようです。ラッキーでした。





以上です。
何か気になることやおかしな点があれば教えてください。





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今日司法試験の成績通知が届きました。
以前成績予想をしており、ぼんやり科目ごとの成績ランクの予想を書いていたのですが、
(参照:短答自己採点&再現答案作成終了)
予想と比べるとかなりよく、全科目A評価で総合100位台でした。
系別の成績も上位5%〜15%あたりにおさまっていて、バランスよく得点できていたようで、よかったなあと感じています。
順位はそこまで期待できないだろう、と勝手に考えていたため、素直に嬉しく思います。
予備試験では全科目でA~C評価を取るという目標が達成できなかったので、司法試験でリベンジできたのも、学習の成果があったように感じられています。


自分の目標は達成できて満足ですし、自分なりに全力で準備した試験で、総合評価でも系別評価でも自分よりはるか上の成績を取っている方々がいることを再確認し、素直に周りの人を尊敬できる気分になれているので、さっぱりした気持ちで司法試験から卒業できそうです。
お世話になった先輩に報告をすると、いつまで司法試験の話をしているんだと激励されたこともあり、次の目標に向けて頑張っていかなければ、という気持ちをあらたにしています。


再現答案について聞かれたのですが、辰已に提出しているので、ぶんせき本に載るかもしれませんし、そうでなくとも今更ブログにあげる必要もないのかなあ、と感じています。
知り合いの方でもし必要な方がいらっしゃればお送りするので、気軽に連絡をください。


今後の更新については深く考えていません。
気が向いたら更新するかもしれませんが、よくわかりません。
ひとまず司法試験受験編、ご愛顧くださりありがとうございました。








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令和2年司法試験、無事合格いたしました。 
成績表が到着し次第、また何か言います。応援ありがとうございました。
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0.質問箱の回答

質問箱に来ていた質問に回答しています。
私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
https://peing.net/ja/abc_examinee


参照:質問箱の利用と記事募集

1.予備試験のリベンジについて

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リアクションが遅れてしまいましたが、予備試験論文式試験の合格発表がありました。
合格された方も、不本意な結果に終わった方も、まずはお疲れ様でした。


おそらくこのツイートを見てのことなのですが、予備試験のリベンジについての質問がいくつか来ていました。
私が論文に1,000位台で不合格になってから、2桁で合格するまでの勉強について、簡単に書いて、回答とすることにします。


(私も明日には司法試験の合格発表があります。明日には私も励まされる側に回っているかもしれませんので、ドキドキしながら書いています)

2.私の受験歴・予備試験浪人をするということ

大げさに書いてはいるものの、予備試験にリベンジしたときのことは、別記事で既に書いています。
基本的にはこちらを参照してもらえれば、私がどのように考えているかは分かると思います。
(参照:予備試験浪人をするということ

私自身の受験歴や学習に関することの要点に触れておくと、
・2018年(学部4年)予備論文に不合格、不合格なら就職予定でローを受験していなかったが、予備試験にリベンジするために留年することを決意
・2019年(学部4年、5回生)予備試験に最終合格
・自分の弱点は判例の規範があいまいである等、きちっと暗記すべきところが甘かった、と分析
・法的三段論法を意識した記述も微妙、答案の型を意識するようにした
のようなことについて触れています。

3.学習面において意識したこと

前述の記事でも書いたこととも重なりますが、予備論文に不合格になった理由について、以下のように分析していました。
予備論文は相対評価の試験。周りの人が書けることが書けないと、その分書き負けてしまう。
自分は、暗記すべき判例の規範や、原理原則、定義の暗記が曖昧で、その点で書き負けてしまっていたようだ。
判例の規範等の議論の出発点があやふやだと、そこから先の記述も単なる作文のようになってしまう(論述の試験だから、文章力のようなもので補えるような気持ちになっていたが、そううまくはいかない)。
このようなことを踏まえて、次回の受験まで、次のようなことを意識して学習をしてみました。
まず、受験生の相場観を掴む。みんなが理解していることは決して書き漏らさないようにする。そのために、受験生の多くが読んでいるような参考書をベースに学習をしてみる。
その上で、全員が暗記しているような規範や定義は暗記する。そうでないものはどのように導出できるかの考え方を身につける。
下振れてしまわないように、いつも同じような記述ができるようにする。具体的には、答案の型を作る。
具体的には、適宜学んだことを書き加えていった論証集を何周もする、ぶんせき本を隅々まで読む、アガルートの渡辺先生の答案の型を徹底的にパクる、あたりの方法になりました。
また、論文答練にも多く参加しました。辰巳のもの全てと、伊藤塾の直前答練に参加しました。
実際にやったこと自体はよくあることなのですが、どのような点が弱点なのか意識したことで、学習の質(?)のようなものが向上した気がしていました。
(参照:論証集をどう選ぶか・一元化教材に何を書き込むか(仮))
(参照:予備試験最終合格の一年前の状態(質問箱回答))
(参照:アガルートの判例百選スピード攻略講座の特徴・使い方・オススメできる人)


なお、答案の型については、私が予備試験合格後に、アガルートから答練の型に関する講座が出ており、これもオススメに思えました。
(参考:採点実感から読み解く合格答案の「型」習得講座 )


このような分析は、主として再現答案を元にして行うことになります。
再現答案を、身の回りの合格者の方でも、プロの講師の方でもよいので見てもらうと、自分では気が付けていなかった弱点に目が行くようになると思います。

4.学習が頭打ちになっているのではないか

ちょうど私と同様に、予備試験浪人をすることを考えている方からDMがあり、次のような内容について触れられていました。
一定程度学習歴があり、半年程度勉強をしたところで合格ラインに達するかは不透明
この悩みは、特に一定程度学習が進んでいた方こそ持ちそうなものです。
そして、こればっかりは、なんとも言えないところです。

言えることとしては、とつぜん突破口が見えた人が少なくない人数いることや、短期合格者が存在していることがあるでしょうか。
私自身、合格年の1~3月に急激に見通しがよくなった時期があり、本番の成績にも反映されました。
身の回りにも、予備論文の順位が1,000位以上上がっている人はかなり多くおり、もっとも劇的な例では1,800位から10位台まで伸びている人もいました。
このように、そう長くない期間の学習で、急に伸びるような事例自体は存在するように思います(もちろん、そうでない事例もあるでしょうし、どの程度励みになるかはわかりませんが)

さらに言えば、きわめて短期の学習で合格をしている方もいます。
そのような人は、もちろん本人の卓越した努力等が前提だとは思いますが、優れた指導者の存在や、自分に合う教材との出会いから、論文式答案が書けるようになるまでの課題をうまく解決できたのだろうと想像しています。
学習期間の長さは特に問題ではなく、うまくそのような課題をクリアできるか否かが問題なのだろうと思います。


このように考えたところで、上述のような悩みが払拭されることはないようにも思います。
ただ、私自身は、この悩みと向き合い、自分の弱点を探し、一つ一つ解決する時間を過ごしたことで、合格に近づくことができたように感じます。
頭打ちになっていると感じる方も、多くの場合は特定の解決すべき課題がある状態でしょうし、優れた指導者に出会うことや、参考書に真摯に向き合うことで、それらを氷解させることができるでしょう。
そう絶望的な状態でもないだろうと思っています。


5.おわりに

各々の状況によって程度は異なるでしょうが、不合格がわかった瞬間に感じたほど合格のハードルは高すぎないように思います。
リベンジを決心された方が、次の合格発表のときに報われていることを強く願っています。








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0.主な令和2年度予備試験口述試験対策の模試のまとめ

令和2年度予備試験の論文式試験の合格発表が近づいてきました。
それにあわせて、各種予備校も口述試験模試の概要を発表しているようです。
適宜情報を更新していこうと思います(2021年1月16日現在)。




1.伊藤塾口述模試

受付期間:2021/1/14(木)16時 ~ 1/15(金)昼12時
日程:下記画像の通り
実施形式:Zoom
実施内容:民事・刑事 それぞれにつき、模試(質疑応答):10分 + 講師講評:2~3分
料金:15,800円(口述再現・合格体験記等提出で無料)
参考リンク:2020年司法試験予備試験 口述模試 案内

例年圧倒的に受講生が多いのが、伊藤塾の口述模試です。
無料となる条件が比較的緩いことと、特典として過去の受験者の口述再現がプレゼントされることがその主な理由でしょうか。
日程は未確定ですが、比較的枠が多いことが考えられるため、合う時間を見つけてなんとか受験することをオススメします。
日程が出ていました。枠が大変多い。なんとか受験しましょう。

スクリーンショット 2021-01-14 14.22.26


2.辰巳法律研究所口述模試

日程:1/17〜23(東京)、1/23(大阪)
実施形式:対面のみ
実施内容:受験生が2人1組になり実施、問題形式等は本番と同様
料金:15,000円(受験生全員に辰巳司法試験講座の15,000円オフクーポン)
参考リンク:2020予備口述模試チラシ

伊藤塾と並んで、例年定評がある口述模試とされるものとして、辰巳の口述模試があります。
伊藤塾のものと比べると、本番と同様20分前後の問題が解ける点に特徴があるほか、他の受験生と組になって交互に受験するため、他の受験生の様子がわかる点が面白い点です。
私も受験して、かなり勉強になったことを覚えています。

が、今年は受験枠が辰巳の模試や答練を受講した人限定になっているほか、合格発表の翌日15日の0時からの先着となっているため、受講できる人は限られそうです。
受講を考えている人は注意が必要です。

3.LEC予備試験口述模試

受付期間:(一般予約期間)1月19日(火)14:00~1月21日(木)11:59
日程:1/23(土)・24(日)
実施形式:中野会場(一部Zoom実施)・大阪会場
実施内容:(記載なし)
料金:10,000円(LEC入門講座受講生無料)
参考リンク:予備試験口述模試

同様に、自分が受験生だった際に一定程度周りで受けているのを見たのが、LECの口述模試です。
伊藤塾のものと異なり料金がかかる人が多そうなものの、複数の口述模試を受ける場合には選択肢になりそうです。
現状(2021年1月6日現在)で対面での口述模試の実施をアナウンスしている点も特徴でしょうか。

4.スクール東京口述模試

受付期間:(記載なし、13日時点で申し込みフォームあり)
日程:1/15〜29
実施形式:通学・インターネット電話
実施内容:1回60分で、各科目25分程度の模擬面接と、講評
料金:13,000円
参考リンク:スクール東京 口述模試

昨年までの受験生であまり話題になったことがないように思いますが、スクール東京のものも実施されるようです。
特徴としては、あまりにバリエーションのある日時があります。
特に社会人受験生の方のように、日時に制約がある方にとって優しい日程になっているように思われます。

5.資格スクエア口述模試(2021.01.16追記)

受付期間:1/18日以降(一般申し込み、受講生は申し込み開始済)
日程:(未公表)
実施形式:(未公表)
実施内容:(未公表)
料金:(未公表)
参考リンク:(未公表)


ついに例年口述模試を行っている資格スクエアが口述模試の販売について公表しました。
身の回りでも受講人数がそこそこいたように思うので、伊藤塾+αで練習したい人には向いているかもしれません。



口述模試に関する情報をリリースしているのは以上のようです(2021年1月15日現在)。
また情報が追加され次第追記します。


関連:予備試験口述式試験の対策として行ったこと





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0.予備試験口述過去問のお手伝い

予備論文の合格発表及び口述試験が近づいてきました。


私が2019年に受験したときには、再現答案を読むだけではあまり本番のイメージが湧かなかったため、とにかく先に合格していた方や周りの受験生に頼みこんで口述の練習をしまくっていたことを思い出しました。
(参照:予備試験口述式試験の対策として行ったこと)
昨今の情勢もあり(?)、なんとなく頼みづらいところもあると思うので、こちら側から募集をすることにしました。
なお、名前や顔を出すことになるので、後述の通り練習をさせていただく方は一旦限定しようと思うのですが、遠慮せずお声かけいただけると幸いです。

IMG_1081
(冗談みたいな(?)質問を真に受けることにしてみました)

1.実施要綱

原則として考えている内容は、以下の通りです。

直接の知り合い/知り合いの知り合い/大学か高校が共通/1年以上前からのTwitterのフォロワーの方を想定。
・基本Zoomで実施。反応等が分かるよう、私は顔出し。練習する方はどちらでもかまいません。
・刑事民事合わせて1時間目安。各科目20分+簡単な講評等を想定。
・無料。
・最速で実施したい日の前日までに以下の内容をTwitterのDMないしLINEで送付。
 ①実施希望日時を3つ以上(e.g. 1月13日20時~24時)
 ②メールアドレス(Zoomのリンク送付、パネルの画像送付及び簡単な成績表の送付のため)
 ③その他備考(既に口述形式で扱った過去問の年度がある、民事だけでよい、等)
・DMないしLINEを受け取ってから原則24時間以内に実施予定日時を打診の上、Zoomのリンクを送付。
 実施予定日時は、実施希望日時のうち実施可能なもっとも早い時間帯を指定(希望があれば記載をお願いします)。
 実施希望日時のうちに都合の合う日時がなかった場合、別途相談。
・実施に必要なパネルのデータがあれば、実施予定日時の10分程度前に送付。
 試験中に使うものなので、印刷等して、練習中に参照できるようにする。
・実施にあたっては、互いにパソコンを用いることを想定(Zoomの画面共有機能等を使いやすくするため)。
 その他用意すべきものは、予備試験法文(民法、民訴、民訴規則、刑法、刑訴、刑訴規則、民事保全法、民事執行法、弁護士職務基本規程が参照できる六法等でも可)と、場合によってはパネル。
・諸般の事情により実施を突如やめることがあります。


堅苦しく書きましたが、あくまでトラブル防止のための原則なので、気軽に相談してください!

2.今年実施の予備校模試

あくまで素人の私が行うものなので、個人的には予備校の模試を優先することを強くオススメします。
(参照:令和2年度予備試験口述式試験模試の情報)
特に、過去の口述過去問が特典となっている伊藤塾の口述模試は、個人的には必須だと感じています。

なお、適宜情報を更新していますが、漏れ等があれば教えていただけると幸いです。

3.その他実施者の情報

・2019年予備試験合格(論文270点代・順位2桁後半/口述120点・210位)
・口述模試最高評価(辰已口述模試)
・2020年司法試験受験
・司法試験模試総合6位(第2回伊藤塾模試)

4.おわりに

初めての試みなので、至らぬ点があるかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。
また、対象の方を限定することとなり心苦しいのですが、実施をしながら気がついたこと等があれば共有しようと思うので、ご容赦ください。
合格者等で、同様の試みをなさる方がいらしたら、是非相互リンク等で広めあいましょう。






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0.質問箱の回答

質問箱に来ていた質問に回答しています。
私の質問箱は、以下のリンクにあるのでまたよかったら教えてください。
https://peing.net/ja/abc_examinee


参照:質問箱の利用と記事募集

1.弁護士志望の人が早いうちからできそうなこと

IMG_0948


高校二年生のうちから進路を具体的に考えており、素直に尊敬します。
おそらくは同じく内部進学のある高校出身の方に聞いてみるのがよさそうな気がしますが、法曹のキャリアを考えている人向けくらいの抽象度で考えてみることとします。

2.法曹資格を取ることが自分の目標と近いか、いつ取得することが適切か考える

受験生活を通して、個人的な反省として大きいこととして、ファーストキャリアとして比較的大規模の弁護士事務所に所属することを決心しきらないまま予備試験・司法試験の勉強をしていたことが挙げられます。
具体的には、民間就職をし、営業等も含めた会社の様々なポストを経験しながら予備試験・司法試験の勉強をし、会社の諸機能を理解した上でインハウスローヤーとなることを考えていました。
そうすると、就活向けの対策を考える必要があったことや、必ずしも早期で試験に受かる必要があるわけでなく焦りが小さいということがあり、決して効率がいいとはいえない試験勉強を続けていた時期がありました。


予備試験・司法試験は、頭に入れておくべき知識が多い試験です。
それらの知識をとどめておくための、維持のための勉強に一定程度の時間や労力を費やすことになります。
受験期間が長くなればなるほど時間に比例して実力が上がるとも限らず、その維持のための勉強に終始してしまうような期間すら生まれうるように思います。
知識の維持のための勉強の期間が有益であるとは個人的にはあまり感じられないため、できることなら受験期間を短くし、一気に受かってしまいたい試験だと思います。


このような経験から、アドバイスをするとすれば、勉強を始める前に(または並行して)、一定程度キャリアについての考えを深めることをオススメします。
自分がいかなる願望があって、それを叶えるためには、一定のタイミングで弁護士資格を取得することが合理的だ、という確信を得るためです。
このようにしておくと、今絶対に司法試験に受かりたい、という気持ちの高まりから、だらだらと勉強をする(しているフリをする)期間が短くなり、後悔が少ないように思います。


たとえば、「人を助けたいから弁護士になる」というように言う人がいます。
各々の人生経験から、弁護士になることで、助けたい人を助けることができる、と結論づけたのでしょう。
この一言の裏にたくさんのストーリーがあり、きっとその目標について詳しく問えば、様々な想いのこもった話が聞けるでしょう。


一方で、「人を助ける」ための方法は弁護士資格の取得に限らないはずです。
「人」が誰を指すのか、「助ける」が何を意味するのかは人それぞれ違いそうです。
友人に、大学入学時には「人を助けたいから弁護士になりたい」と言っていた人がいました。
しかし、大学生活の中で、彼にとっての「人」が日本国内の人に限らず世界中の人を指し、「助ける」が平和な世界の実現を指していることが分かったようです。
彼は、「人を助ける」の実現のために、国際機関で働くことを当面の目標とし、同様のキャリアの先輩の背を追って、別のキャリアを選択することにしていました。
このように、自分の願望を一段階明確にしたことで、自分の望む進路が明確になったようでした。


自分の願望について考える方法の一つとして、自分一人でもできるものとしては、月並みですが、様々な書籍を読んでみることがあります。
個人的に面白かった書籍をいくつか挙げておくこととします。





3.とにもかくにも勉強に触れてみる

一方で、先に触れてみたことと矛盾するようにも思いますが、さっそく法律の勉強に触れてみるのもいいように思います。
ちょっと触れてみただけで判断するのが賢いかはなんともいえませんが、どうしても法律の勉強が面白いと思えない中で、司法試験の勉強を継続するのはなかなか苦痛であるように思います。
そこで、早速学習を始めてみたり、予備校の学習相談に足を向けてみるのも良いと思います。


予備試験・司法試験対策にそのまま使えるとはあまり思いませんが、はじめて法律を学ぶのによいシリーズとして、有斐閣ストゥディアシリーズがあります。
いくつか読んでみて、法律を勉強するとはどういうことなのか、イメージを湧かせてみるとよいでしょう。
同シリーズのいずれも自力で通読できる難易度・分量だと思いますが、まずは法学入門のものを読んでみるか、比較的なじみやすいと言われる刑法のものを読んでみるのがよさそうです。
なんとなく興味のある法律がある場合はそちらでもいいかもしれません。



この記事を書くために調べてはじめて気がついたのですが、各種予備校の中には明確に高校生からの学習を意識し、それ用の講座も用意しているものもありました。
(参照:伊藤塾 高校生・大学新1年生向け プラン
そういった講座の説明を受けてみるのも面白いでしょう。
関連して、各種予備校が出している法律家のキャリアの面白さについての記事もあわせて読むと面白そうです。
(参照:アガルートアカデミー 司法試験・予備試験をこれから目指す方へ

4.まとめ

まとめると、予備試験・司法試験の受験や法曹のキャリアを考えてみた人にオススメするのは、
・自分の目標がどのようなもので、その達成のために法曹となるのが良さそうかどうかについて、書籍等を通じて考えてみる
・ためしに法律の学習に関する本を読んでみて、面白いと思うかどうか試してみる
あたりです。
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