ABCにっき

元司法試験受験生、現在LLM準備中の者のブログです。R1予備試験、R2司法試験、弁護士。(一部PRを含みます)

カテゴリ: 成績

0.再現答案からの解放

再現答案を終え、名実ともに今年の司法試験とお別れをしました。
一応内容を書いておきます。

1.短答自己採点

辰已の短答再現を利用しました。

スクリーンショット 2020-08-17 14.15.00

苦手な短答も一応8割が取れたため、安心しました。
短答はいつも全部の問題が難しく感じるので、他年度との差が分かりづらかったのですが、結果の速報からは、民法の平均点が低く、難しかったようです。
憲法で提出者平均点を切っており、そこまで簡単だったのか、と思い、少ししょげました。


足切りはなさそうなので、ひとまず大丈夫そうです。

2.論文再現答案

論文の再現答案を作成、提出しました。
なお、予備校に提出予定のため、ここには貼りません。
良くても悪くてもぶんせき本等に載るはずなので(?)確認してみてください。



自己評価はあてにならないので、特に意味はないのですが、当てる楽しみと主観と客観の差を理解しておくのは重要なので、ランク予想をしておきます。

知財 B
憲法 A
行政 C
民法 A
商法 B
民訴 B
刑法 A
刑訴 B

少し甘めにつけている節がありますが、全体的にAかB(上半分)には残るような答案作成を心がけたつもりです。
これは、評価というよりは祈りです。
半年後にいい通知がきていることを願うばかりです。

3.おわりに

名実ともに司法試験から解放されたので、もう今年の試験の内容についてはあまり語らない予定です。
もう終わった予備試験についてを中心に、自分が培ったノウハウを書ければ幸いですが、気まぐれなのでなんともいえません。
一受験生の立場でおこがましいですが、気になるテーマがあればコメントやメッセージで教えてください。


以上です。


関連記事:司法試験を終えて





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0.在宅分の成績が追加

第二回伊藤塾司法試験模試の在宅分の成績が追加されました。
前回は東京A日程分のみだったので、84人分でしたが、在宅や他会場の分が増えて、606人分にまで増えていました。
感想等は前回の記事で書いたので、今回は数字と簡単な感想だけつけておきます。

参照:成績返却(第二回伊藤塾司法試験模試・会場のみ)



なお、素点と得点調整後の得点の比較や、科目の簡単な感想から、問題内容や難易度がわかることがあると思うため、未受験の方は閲覧にはご注意ください。

1.総合結果

総合:980.8点/1,575点 4位/606人
短答:138.0点/175点 196位/593人
論文:842.8点/1,400点 2位/596人

スクリーンショット 2020-07-29 20.04.32


惜しくも論文で1位は逃しましたが、全体でも2位を取ることができました。
総合順位も、短答が振るわなかった割にはいい順位だったので、嬉しいです。


ただあくまで予備校の問題と採点なので、本番どうなるかはなんともいえません。


参照:(添削編)伊藤塾コンプリ答練・辰已予備スタ論の答練の比較










2.論文科目の点数・素点・順位

公法系:144.6点 1位
憲法:調整後72.0点 素点76点 3位
行政法:調整後72.6点 素点57点 1位

公法系は1位をキープできました。
スクリーンショット 2020-07-29 20.04.55

2位の方と少なくとも15点ほど差をつけられたようなので、自信になりました。
素点が低かったからか参考答案には選ばれず残念です。



民事系:169.4点 33位
民法:調整後64.4点 素点67点 9位
商法:調整後51.8点 素点30点 147位
民事訴訟法:調整後53.2点 素点50点 116位

割合はあまり変わらずです。
民事訴訟法の調整後の点数がそこそこ伸びたので、民訴だけ会場受験者の得点が高かったのでしょうか。よくわかりません。


刑事系:111.3点 42位
刑法:調整後58.8点 素点69点 37位
刑事訴訟法:調整後52.5点 素点59点 135位

少し苦手意識のある刑事系も順位はよかったので、この調子で頑張りたいです。



選択科目(知的財産法):調整後56.3点 素点64点 40位(全科目)
選択科目内順位がわからないので、正直よくわかりません。
ただ、予備試験後に本格的に学習を始めた科目だったので、ある程度仕上がって嬉しく思っています。


3.短答について

あまり追加で思ったことはありませんでした。

参照:短答平均点発表を受けて(伊藤塾司法試験全国統一模試第二回)

憲法で平均を切ったこと等、一番反省点が多かったのは短答なので、これから本腰を入れてやっていくつもりです。
毎日200~300肢解くようにしていますが、なかなかしんどいですね。


4.おわりに

タイトルに順位アップと書きましたが、会場だけだと上位1.2%だったものが、上位0.7%に入ったことを指していました。
本番であれば50位以内に相当するパーセンテージなので、今回は運が良かった部分も大きいですが、好順位も目指せるのでは?と少し希望が持てました。

とはいえ、それ以上に、正しい知識と正しい思考で導いた内容を素直に書いたことが点数に繋がったようなのが嬉しいです。
これを本番も実現できるように頑張りたいと思います。


残り2週間、頑張ってみます。




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0.会場分の成績発表

第二回伊藤塾司法試験模試の会場分の個人成績表が返却されました。
会場で受験していたのは84名のみで、うち短答も全て受験したのは77名でしたが、一応数字が出たので振り返っておくこととします。
添削答案はまだなので、復習の上付け足すことがもしあれば、気が向いたら付け足します。


(2020年7月29日追記)全体の成績が反映されました。
参照:順位アップ(成績返却、伊藤塾第二回司法試験模試 会場+在宅)


なお、素点と得点調整後の得点の比較や、科目の簡単な感想から、問題内容や難易度がわかることがあると思うため、未受験の方は閲覧にはご注意ください。

1.総合結果

総合:953.7点/1,575点 1位/84人
短答:138.0点/175点 28位/77人
論文:815.7点/1,400点 1位/84人

IMG_6662


総合で1位を取ることができました!
辰已模試では同会場で11位で、一桁順位を逃していたため、リベンジができてうれしいです。


ただ、母数が少ないことや、新型コロナウイルス等の関連で受け控えた方も多そうなので、在宅者の成績も加わったのちにどうなるかはわかりません。
また、予備校の方の採点ということもあり、本番と同様の評価がされるかはよくわからないため、総合順位は参考程度のものと思っておくこととします。


参照:(添削編)伊藤塾コンプリ答練・辰已予備スタ論の答練の比較









2.論文科目の点数・素点・順位

憲法:調整後67.0点 素点76点 1位

そこそこに手応えがあったため、素点でも順位でもそれが反映されてよかったです。
まだ添削を見ていないためなんとも言えませんが、悩んだことを素直に悩んでいますと書いたのがよかったのだと思います。
予備試験でもA評価を得た科目で、自信がついてきました。


行政法:調整後65.2点 素点57点 1位

あきらかに後半の設問が難しく、素点が伸び悩みました。
それでも調整後の点数がかなり高くなっていることから、会場受験者はみな苦戦していたのだろうと思いました。
予備試験でもA評価だったので得意科目という認識はありましたが、あまり手応えがなかったので、在宅受験者も含めると順位等は下がるかもしれません。



公法系はどちらも1位だったので合計でも1位になれました。
公法系は好きなのでかなり嬉しいです。



民法:調整後64.4点 素点67点 2位
間違ったことは書かないように、淡々と論理的に正しいことを書いていこうと意識しました。
それが素点にも反映されたものと思います。
改正法の知識と短答知識をふんだんに聞く、というようなセットだったと思うのですが、サブノートで知識を確認できていたのがよかったように思います。



商法:調整後52.1点 素点30点 19位
かなり難しかったように思います。
ぼんやりとだけ知っていることをぼんやりと書いたため、パッとしない答案になりました。
素点が30点にもかかわらず調整後の点数はそこそこに取れているのは、添削者の方が厳しかったことによるような気がします。
在宅の方が加わればグッと順位が落ちそうな科目だと思うため、重点的に復習したいと思います。


民事訴訟法:調整後48.9点 素点50点 29位
見たことがあるくらいの現場思考問題が多かったはずなのに、素点が伸び悩みました。
現場思考問題で点を稼げなかった上に、典型題でごっそりと点数を落としている、というようなことが原因な気がします。
とはいえ、模試受験後にロープラをおおかた確認してしまったので、あとは過去問を見るくらいしか民事訴訟法の対策として用意していることがありません。
処理手順を再度確認できる場を作りたいところです。


刑法:調整後61.3点 素点69点 2位
苦手意識が強い科目なので、一番意外な結果でした。
中日の使い方がよかったのかなあ、という振り返りです。

参照:(ネタバレなし)伊藤塾司法試験模試第2回 振り返り(メモ)

あまりいい論述をした記憶がないので、これも調整後に点数が下がるかもしれません。



刑事訴訟法:調整後52.8点 素点59点 16位
素点は悪くないが、刑事訴訟法はみんなできるので調整後の点数はそこまで高くない、というよくある感じになりました。
個人的にはかなり難しかったと思うので、素点には満足ですが、出題可能性が低いとはいえないような論点だったため、商法と並んでしっかり復習したいところです。



選択科目(知的財産法):調整後54.4点 素点64点 12位(全科目)
第一問(特許法)は直近の判例を意識した出題で、自分なりに書いたつもりでしたが、あまり評価がされませんでした(25点)。
第二問は書きたいことが書けたため、順当な評価でした(39点)。
選択科目ごとの人数がわからないため、相対評価もあまり見えないところです。
どこかで見られたら教えてください。



3.短答について

あまり追加で思ったことはありませんでした。

参照:短答平均点発表を受けて(伊藤塾司法試験全国統一模試第二回)

合格推定点が115点で、実際の本試験と比べてべらぼうに高いわけでもないので、本番と同程度か少し簡単くらいの難易度だったのかな、と考えています。

とはいえ、今回は民事訴訟法と並んで順位が低かったのが短答だったため、少しテコ入れしたいとも感じました。
勉強計画を全体的に前倒して、試験直前に短答に触れる時間を作れるようにしたいところです。

4.おわりに

個人的には、かなり満足な結果がかえってきて、ホッとしているというのが正直な感想です。

ただ、在宅や別日程の方の点数が足されれば、順位が変動しそうなため、なんとも言えないところです。
また、模試の受験後から本番までは、予備試験でいう短答から論文までに匹敵するほどの期間があいています。
昨年はその期間で実力を伸ばせたという実感があるため、この一ヶ月強がいかに重要か理解しているつもりです(今となってはもう一ヶ月を切っているのですが!)。


今回は全体で上位1.2%だったので、本番では上位1%に入れるよう、勉強をしていこうと思います。





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0.伊藤塾全国統一模試短答の自己採点

先日受験した伊藤塾の司法試験模試の短答部分の自己採点をしたため、簡単に振り返ることにしました。
難易度が推測できそうな自己採点の結果と、かなりおおざっぱな出題分野についての言及があるため、ネタバレが気になる方はご注意ください。

↓ネタバレがない簡単な振り返りはこちらです。↓
(ネタバレなし)伊藤塾司法試験模試第2回 振り返り(メモ)















1.民法短答の振り返り

自己採点結果:61点/75点

総則・物権範囲をサクサク解き進めることができたので、点数を期待したが、家族法部分で伸び悩んだ。
まだ復習はしきっていないが、過去問肢もあったと思うし、間違えたものがあったと思う。


また、消去法に頼ることになった問題で、自信のある選択肢として判断材料としたものの正誤を間違えたものがあった。
そうなってしまうとどうしようもないため、気をつけようと思った。
具体的には、今から過去問肢以外で出たやや細かな判例知識を確認する余裕はないため、過去問肢を復習する中で、論文でも出題がありそうな判例知識と、条文知識をストックできるようにする。
中日か短答前夜に家族法部分の六法を素読してもいいなと思った(くらいには家族法部分で落とした)。


平均点が出ていないのでなんともいえないが、もう少し点数が取れるべきセットだったのだと思う。
ただ、短期間の確認でなんとかなりそうな家族法中心に復習をすればよさそうだと考えられたのは、安心材料かもしれない。

2.憲法短答の振り返り

自己採点結果:31点/50点

得点率が6割ちょっとで、今回の科目では一番悪かった。
3択セットで3点の形式を中心に間違えが続き、点が伸び悩んだ。
こちらも、ある程度確信があると思っていた問題を複数間違えており、頭を抱えた。


IMG_6527
(試験中にあいまいな問題と確実と思っていた問題の数から点数の期待値を出そうと考えていたが、確実なものをポロポロと落としていた)



特定の分野を中心に間違えたという印象もなく、こちらも過去問肢を中心に復習をしようと考えた。
ざっと見ると基本権部分でシンプルな読み間違いによる失点がいくつかあって、どちらかといえば統治の条文を読むこと等で点数が上乗せできるように思えた。

3.刑法短答の振り返り

自己採点結果:46点/50点

今回だと一番高い得点割合になり、9割も超えた。
解いている途中にも「これは40点は固いな」という感触があり、あまり不思議はない。
間違えた2問のうち1問は問題文の勘違いだったこともあり、どちらかというと満点が狙えた、という感想。


過去問を繰り返したのと、条文理解が進んで、難易度が低い(?)問題の確度が高まっているように感じた。
細かな条文知識を直前におさえれば、中日に基本刑法のマーク箇所を確認する予定であることを踏まえれば安心できるかもしれない。
とはいえ、油断せずに過去問を解き続けよう。


4.全体の振り返り

自己採点結果:138点/175点

8割にはわずかに届かず。
個人的には満足な結果だが、周りの人で140点を超えている人がちらほらいるため、負けてはいられない。
本番では140点を超えられるようにしたいし、同じく購入している辰已模試の短答でも同程度の点数が取れるか確認してみる。


これからも基本的には過去問肢を解き続ける方針の予定だが、家族法分野についてはどこかでてこいれをしてもいいかもしれない。



これからも頑張ります。
同じく受けた人がいれば、感想等こっそり教えてください。




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